訃報―貸農園の黒枝豆が全滅―2021年09月09日

 お向かいさんと一緒に貸農園に出かけていた家内が、帰宅直後に口にした。「今年は枝豆は全滅みたいや!台風と長雨で枝豆の花が飛んでしまったり、枝が倒れてしまったりしていた」。
 家内がご近所さん数人と一緒に貸農園で枝豆栽培を契約して何年か経っている。毎年10月には一畝の丹波の黒枝豆が収穫され、本場の美味しい枝豆を味わっている。毎晩の格好のビールのつまみを提供してくれている。その楽しみが今年は絶たれてしまった。
 私以上に直接栽培に関わった家内はじめ仲良しグループの落胆ぶりは想像に難くない。植付に始まって真夏の草取りなどの半端でない労力をつぎ込んでいた。それが全て水の泡になったのだ。自然相手の畑仕事につきものとはいえその無念さが偲ばれた。