初めてのクルーズツアーの申込み2008年07月09日

 60歳の定年の年に夫婦で海外ツアーを予定していた。その資金をJTBの旅行積立で準備し、3年前に比較的まとまった旅行商品券を手にしていた。その後、イタリア、カナダ、ドイツ&スイスと3回の海外ツアーを愉しんだものの全て娘同伴の個人ツアーでJTB商品券の使用は難しかった。少しばかり語学をたしなむ娘の同伴が個人ツアーを可能にしてくれたためだった。定年後3年間の再雇用でリタイヤが延期されたという事情もある。 
 そしていよいよリタイヤ生活を迎え、旅行商品券の使用を本格的に考える時期がきた。正社員で再就職を果たしたばかりの娘の同行は望めない。商品券を利用したパックツアーが手っ取り早い。ネットでJTBの旅物語を検索しヨーロッパ方面のメニューを調べた。私の好みにピッタリのツアーがあった。「魅惑のエーゲ海クルーズとギリシャ世界遺産紀行12日間」というツアーだ。10月始めのツアーだが既に催行決定のマークが付いている。申し込んだものの結局ツアー自体が流れたというパックツアー特有の懸念はない。
 「ローマ人の物語(塩野七生著)」の愛読以来、ローマ社会の面影を残すヨーロッパの風景に魅せられている。ギリシャはそのローマ社会の原点ともいうべき文明の地である。一度は訪れたいと思っていた旅行先だ。5泊6日のギリシャ各地の世界遺産を巡る旅の後、4泊5日のエーゲ海クルーズがセットされている。寄港地のロードス島やクレタ島などのエーゲ海の島々は、東ローマ帝国とオスマン・トルコとの壮絶な攻防の舞台でもあった。4泊5日のクルーズ体験はパックツアーならではの費用と手軽さといえる。
 今日、労働委員会定例総会の前に大阪肥後橋のJTB西日本を訪問しツアー申し込みをした。