3回目の高齢者お食事会2010年01月27日

 昨日、75歳以上の高齢者を対象とした地区の社会福祉協議会のふれあい交流会が開催され、130名近いお年寄りの参加が得られた。例年もっとも寒い季節に開催され降雪が懸念されたが、今年は曇り空ながら穏やかな天候に恵まれた。
 会場の結婚式場は今回で3度目である。住宅街から会場までは車で10分ほどの距離になる。担当地区のお年寄りたちを安全に送迎することが、民生委員の重要な任務となる。市の送迎バスやカーボランティアでの送迎のお世話をした。
 11時半の定刻には通常は披露宴会場となる筈の広大な宴会場に総勢150名ほどが10数台の円卓を囲んだ。既にテーブルにはお弁当と飲み物、お土産、ミカンが並んでいる。今回初めての参加となった新任の社協分区長の挨拶がある。会場側の責任者の歓迎の挨拶もある。
昨年末に社協分区が行った歳末助け合い募金が財源であるが、会場側の破格の協力も見逃せない。
 お食事タイムとなり、二段重ねのお弁当を開いた。お造り三色盛り、豚シャブ、合鴨ロース、揚げ物三点盛り、タコの酢ミソ和え、煮シメなどの盛りだくさんの料理に炊き込みご飯がついている。お年寄りたちにとっても、円卓を囲んで大勢でお喋りしながら食べる愉しさは格別なものがあるに違いない。「今までで一番おいしいお弁当やネ~」。向いのおばあちゃんの感嘆の声に皆がうなづく。とはいえ盛りだくさん過ぎて高齢者の胃袋に納まりきれなかったのではないか。
 12時過ぎからは恒例のカラオケ大会となる。事前にエントリーした歌自慢たちが持ち歌を披露する。隣のおばあちゃんに「歌いませんか」と声をかけた。「わたし、音痴ですから・・・」と返される。するとその隣のおばあちゃんが、すかさず突っ込みを入れる。「わたしは音痴やないけど、声が出ないんです」。思わず笑ってしまった。和気あいあいの懇談の中を14人のお年寄りたちが喉を競った。
 13時半の閉会時間が迫った。副分区長が「いつも盛り上がりの中で登場して申し訳ありません」と、恐縮しながら閉会挨拶を述べる。玄関前で送迎バスのピストン運転が始まり、2時過ぎには参加者全員が会場を後にした。