総合病院の待合室2011年08月22日

 今朝9時過ぎに最寄りの総合病院の待合室にいた。定期的に受けている前立腺肥大の血液検査の順番を待っていた。玄関から知人の男性がやってきた。地元の旧地区の自治会関係者だった。ある会合で定期的に顔を合わせる方である。手をあげて合図する。検査の受付を済ませて待合室の隣席でご一緒した所。高血圧の症状で定期的に検査を受けているとのこと。私も同じ症状を抱えている。治療の四方山話をしながら時間を過ごした。血液検査の順番が来てお別れした。
 血液検査の結果が出るまで泌尿器科の待合室で待っていた。しばらくすると再び別の知人男性の姿を見つけた。同じ住宅街在住の私も役員をしているあるボランティア組織の責任者である。以前から同じ前立腺肥大を患っていると雑談した記憶がよみがえった。聞けば三ヶ月に一度の血液検査が偶然同じ日に重なったようだ。数歳先輩の知人は病の経験も先輩だった。「PSA値が10を越えて精密検査を受けた。幸い癌の発症はなかったが前立腺肥大を告げられた。この病の治療薬はなく定期検査で観察するしかない」といったことを坦々と語られた。PSA値こそ低いが正常値の4を越えている点では全く同じ状況にある。1時間ほどの待ち時間を途切れることなくおしゃべりして過ごした。
 診察室に呼ばれて検査結果が告げられた。前回より低くなっているもののなお正常値を越えている。この総合病院の待合室とも縁は切れそうにない。いや新たな病を得て一層おつき合いが増えるにちがいない。地域の知人たちとの病友(ヤミトモ)のつきあいもまた増えていく。

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