地区ボランティアセンター・コーディネーター養成講座2013年11月05日

 先月初旬に社協の地区分区長と呑んだ。社協が進めている安心キットの取組みやその後の高齢者見守り、困り事支援などをテーマに語り合った。社協の活動の中心となっているボランティア・コーディネーターのことが話題となった。コーディネーターになるには市社協主催の7回の講座受講が必要だ。安心キット導入後の高齢者支援のボランティアを進める上で、この資格は不可欠だと思った。分区長からも手配してもらい受講を申し込んだ。
 そして今日、第1回講座を迎えた。会場の西宮市福祉会館4階のボランティアセンター集会室には、今回の受講申込者32名の内26名が顔を揃えた。26名中男性は5名で全員60代以降の高齢者である。10時から12時までの2時間の開講式を交えた講座が始まった。
 第1回講座は県社協地域福祉部の女性講師による「身近な地域福祉を考えよう~住民主体の福祉活動の重要性~」をテーマとした講義だった。講義では、これから地域の福祉ボランティアに乗り出そうというメンバーを対象に、地域の現状や課題が示され、心構えや取組み方が語られた。さすがに専門分野で豊かな経験を積んだ人らしく、わかりやすくて説得力のある講義だった。
 とりわけ「無縁社会」をキーワードに今の地域課題の特徴についての次のような指摘は、自分でも思っていたことでもあり大いに共感した。『①私たちを支える三つの縁「血縁(家族)、地縁(地域)、社縁(職場)」が低下している②構造的な社会の変化「人口構造、世帯構造、働き方(働かせ方)の変化」は自己責任でカバーできない③新しい「支え合い」(”あって当たり前”ではなく、意図的につくる「支え合い」)が必要』
 地縁の希薄な超高齢化を迎えた新興住宅街に在住する私にとって、手をこまねいていれば地域社会そのものの崩壊をきたしかねないという危機感がある。自然発生的な「支え合い」を当てにするほどの楽天主義も持ち合わせていない。まさしく「意図的につくる支え合い」に乗り出すほかはない。

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