かけがえのない願ってもない出会い2015年03月10日

 最寄りのファミリーレストランのドアを開けた私の姿を認めて、待合い席の女性が立ち上がり笑顔を見せた。初対面の二回りほども若いご婦人である。
 昨日、福祉ネット設立総会の一般参加者の名簿を整理していた時だ。二日前に社協分区長から聞いていたその人の名前が自宅電話と一緒に記されていた。神戸新聞の報道を見て福祉ネットの設立総会を知ったとのことだ。知人を介して分区長に「関心があるので総会に参加したいが可能か」という問合せ連絡があった。その顛末をお名前とともに聞いていたので、連絡を取りたいと思っていたところだ。すぐに記された電話番号をコールした。
 受話器越しにかなりの長話をした。それだけ共有できる話題が多かったといえる。福祉ネットをはじめとした地域ボランティアにも意欲的だった。直接お会いしてより突っ込んだ懇談の場を持つことになった。
 ファミリーレストランのテーブルを挟んで向かい合ったのは笑顔がステキなチャーミングな方だった。社会人になって福祉関係を中心に様々な事務仕事に従事されたという。地域福祉の活動が生涯の夢だったが事務仕事の限界を痛感し、主婦業の傍ら通信大学で福祉課程を履修後、社会福祉士の国家資格取得に挑戦中とのこ。現状の福祉現場の問題点や超高齢社会の行く末に危機感を持ちながら、高い志を持って夢を実現しようという意気込みが伝わった。福祉ネットの構想や目指すものにも大いに共感してもらった。ぜひお手伝いしたいとの意向も示された。
 かけがえのない願ってもない出会いだった。初対面ながら自分の思いの丈を吐露させてもらえる方だった。アッという間に2時間近くが経過していた。地域ボランティアを続けることのしんどさがないわけではない。それでも続けることで得られるものも多いのも事実である。この出会いは紛れもなくそのひとつにちがいない。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック