富山湾の幸と北陸名所の旅2015年04月12日

 家内と一緒にクラブツーリズムの「宇奈月温泉富山湾の幸会席と北陸名所の旅2日間」に出かけた。集合場所のJR大阪駅中央コンコース前に早目に着いて構内のお土産売り場でビールのロング缶とお摘みを買い込んだ。8時40分の定刻には37名のツアー仲間が集合した。
 9時12分発の特急サンダーバード9号に乗車し、早速、缶ビールを開ける。列車内で車窓を眺めながら呑む缶ビールの味こそが旅の醍醐味である。昼食は事前申し込みのツーリスト手配のお弁当だ。福井駅で積み込まれた「かにめし三種盛り弁当」が11時半頃に配られた。三種の味付けのかに身のご飯を美味しく味わった。
 金沢駅に4分遅れの12時に到着した。次の北陸新幹線の乗車時間までわずか6分しかない。添乗員の焦り気味の誘導で何とか「つるぎ708号」に乗車した。わずか23分の乗車であっという間に富山駅に到着した。徒歩2-3分の富山地方鉄道・富山駅発の宇奈月温泉行特急は13時4分発である。待ち時間を利用して再び缶ビールを買い込んだ。
 特急電車と言えローカル線である。停車駅が少ないだけでのんびりゆっくりの車窓を楽しめる。いかにも北陸地方といった伝統家屋の集落や冠雪のアルプスの風景にカメラを向ける。約70分のローカル線の旅路を終えて宇奈月温泉駅に着いた。宇奈月国際ホテルに14時半頃の早目の到着だった。
 夕食までたっぷり時間はある。温泉街を散策した。徒歩数分のところに宇奈月温泉駅があり駅前の温泉噴水の情緒を楽しんだ。すぐ隣には黒部峡谷鉄道の宇奈月駅がある。16年前に「アルペンルートと黒部峡谷トロッコ列車の旅」 http://www.asahi-net.or.jp/~lu1a-hdk/tabi-alpen.htm で乗車した駅だった。宇奈月神社に参拝してやまびこ展望台に向かった。黒部川の渓谷に架かる二つの赤い鉄橋の光景が美しい。
 ホテルに戻り、温泉に浸かった。広くてきれいな大浴場と風情のある岩風呂の露天風呂を交互に浸かった。18時からホテルの宴会場のテーブル席で夕食が始まった。今回のツアーの目玉でもある豪華な会席料理だった。お品書きにはバイガイ旨煮と蛍烏賊沖漬の先付、カジキマグロ、蛍烏賊、白海老の造り、白海老真丈の温物、白海老唐揚げの揚物、蛍烏賊しゃぶしゃぶの鍋物、蛍烏賊、白海老甘酢漬けの酢物、白海老つみれ団子の椀物、富山県産コシヒカリの白飯、桜饅頭の甘味といった具合である。さすがに美味しかった。新鮮な地場の蛍烏賊と白海老づくしの会席だった。本日三度目のビールを傾けながらの夕食を終えて19時前に部屋に戻った。
 さすがに疲れと酔いが一気に襲った。片付けと明日の支度は家内がせっせとやってくれる。夫婦旅のありがたさを噛み締めながら一気に爆睡に入った。