民生委員の初仕事2016年01月02日

 朝の散歩を終えて我が家の近くに帰ってきた。昨年、奥さんを亡くされたひとり住まいの80代のおじいさん宅の前を通りかかった。担当地区で気がかりなおひとりだ。いつもは見かけない車が駐車場にとまっている。連絡を取りたいと思っていた大阪在住の息子さんがお正月で帰省中なのだと察した。帰宅してすぐにおじいさん宅に電話をした。
 電話口で途中で代わってもらった息子さんに、担当地区の民生委員を名乗って事情を話した。コープの従業員でもある知人から、おじいさんの爆買いの様子から認知症の懸念を伝えられていた。介護認定等の手続きも気がかりだった。いざという時の緊急連絡の対応も打合せておきたかった。そんな事情を話した。
 民生委員の役割については初耳の様子だったが、介護認定等は既に手続済みとのことだった。おばあさんの介護中にヘルパーさんのサポートで対応されたようだ。おじいさんの認知症についても承知のようでコープ等の買物は引きこもり防止の上でも止めていないとのこと。ただ日頃の緊急時の対応の懸念はあったようで、地域の民生委員との連絡体制はありがたいとのことだった。
 お互いの携帯電話の番号を交換し合って受話器を置いた。お正月等の帰省時はひとり暮らしのお年寄り宅のご家族との連絡が可能な貴重な機会である。正月二日の民生委員の初仕事だった。

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