地域の福祉避難所と介護施設の役割2018年12月03日

 最寄りの特別養護老人ホームのデイサービス事業の運営推進会議に出席した。施設は福祉ネットのオブザーバーでもあり、昨年から地区社協会長として地域住民代表の立場で参加している。運営状況報告の後、様々な意見交換があった。興味深かったのはこの施設も含めて介護施設の災害時の福祉避難所の役割である。
 今年は災害の多い年だった。災害には比較的無縁な山口町だが、今年の大型台風では集中豪雨による土砂災害や河川氾濫等の懸念から避難勧告等も発令された。実際、お年寄り等の山口センターや小学校等への避難もあり、災害時避難が身近なものになった。
 ところで高齢者や障がい者等の要介護者の災害時避難先はどうなるのか。通常の公民館や体育館での避難生活には無理がある。そこで介護環境が整った介護施設に福祉避難所として受入れが行政から要請されるようだ。実際、今年の集中豪雨の際にも、ここの施設に要請があり受入れたとのこと。
 これらは一般には知られていない情報のように思えた。通常は避難先の管理者が要介護者の避難者がある場合に必要な連絡調整を行って福祉避難所を紹介するという手順になるようだ。
 介護施設の地域での福祉避難所という役割を初めて知った。