ボランティアコーディネータ研修会2021年12月02日

 ボランティアコーディネータ研修会が開催された。コーディネータ11名と市社協地区担当が地区ボランティアセンター(地区ボラ)のこれまでの活動を振り返り、今後の在り方について忌憚のない意見交換をした。日頃のボランティアコーディネータ会では目先の問題が中心である。長いスパンでみたボラセンの在り方についての今回の議論は貴重で新鮮だった。
 地区ボラが全市に設置され25年が経過した事を踏まえて、市社協から「人と人とのつながり」をベースとしたコーディネート機能から一歩踏み込んだ「支えあい拠点への転換」が提案された。そのための「気づきのフィールドを広げる」ことの必要性が指摘された。
 我が地区のボランティアセンターも2000年に開設されて21年を迎えた。この間、相談窓口開設、ボランティアの施設派遣、カーボランティアの開始、さくらまつり等事業派遣、安心キット窓口、有償ボランティア・よりそいサポート開始等、着実に活動領域を広げてきた。組織としてもコーディネータ14人、登録ボランティア66人、よりそいサポーター22名を数える規模になった。
 他方で新たな分野への対応が求められている。高齢化の進行に対応しより一層の見守り活動として、広報紙等の全戸配布のポスティング・ボランティアの検討に着手した。また子供問題への取組みの一環で学校運営の支援という課題も登場した。コミュニティ・スクールへの地区社協や地区ボラの関わりである。ボランティアのコーディネートでのグループライン活用等のIT対応も課題である。
 こうした新たな課題については、地区社協単独の取組みでは限界もある。自治会や民生委員との新たな連携等の新たな枠組みの対応が求められている。