今日から四日間の北京ツアー2011年11月18日

 今日から三泊四日で北京ツアーに出かけた。ご近所の三組の夫婦6人でパックツアーを申し込んだ。「リッツカールトン北京」に3連泊し、5つの世界遺産の見学や雑技団や京劇を観賞する。広東料理、四川料理、上海料理、北京料理などの食事も楽しみだ。初めての中国体験である。数日前に「地球の歩き方・北京」を購入し事前勉強した。
 朝、驚愕の目覚めを迎えた。枕元の目覚ましは5時34分を表示していた。ご近所宅に我が家のマイカーで5時55分に迎えに行くことになっている。4時にかけていた目覚ましのアラームが何故か鳴らなかったようだ。すぐに家内を起こしテンヤワンヤの大騒ぎ。人間やればできるるものだ。家内が前日までにスッカリ準備を済ませていたのが救いだった。予定時間に知人宅にマイカーを横付けした。6時にはもう一組のご夫婦の車と合流し関空に出発。
 関空で中国の元と両替する。1万円が720元で1元約14円のレートだった。10時発ANAは3時間半のフライトで北京国際空港に到着。現地ガイドの50前の男性・董さん、見習いガイドの30代男性の吉さん、サポーターの20代女性の牛さんと合流。総勢29名ものツアーだった。車内ガイドで董さんの両替が格安レートの1元12.5円と聞き、以降大いに活用した。
 最初の見学は首都博物館だった。5年前に開館したばかりの首都北京市の歴史や文物、考古学を紹介展示した巨大博物館だった。4日間の北京観光の前のアウトラインを掴んでおいてもらおうという意図のようだ。続いて明城壁遺跡公園を訪ねた。かっての北京城を囲む明、清時代の今も残る数少ない城壁を整備した公園だった。城壁のほとんどは晩年の毛沢東が命令して取り壊されたという。初めて訪問した中国で最初に目にした文化遺産は現代中国の始祖ともいうべき人物の手で葬り去られようとした遺跡だった。すぐ北側には北京駅があり、眼下を駅を発車した列車の長い車輛が延々と通過した。
 夕食は「順潮老」というレストランでの広東料理だった。大皿に盛られた食材をターンテーブルで採り分ける中国料理の始まりだった。以後の食事は朝食を除き全てこの方式で提供されどれもこれも同じような食事に思えてしまう。
 夜8時半頃、ホテル「リッツカールトン北京」に着いた。市の東南部のビジネス街に立地した名門五星ホテルである。ゆったりしたベッドルームとバスタブ、シャワー室、洗面室を備えたゆったりした部屋には中国風の豪華な調度品が室内を彩っていた。
 ツアーグループ6人ですぐ近くのコンビニ「セブンイレブン」に出かけ、缶ビールやつまみを調達した後、一部屋に集まってプチ宴会を催した。このメンバーでの初めてのツアーの四方山話は11時頃にお開きになった。NHKのスポーツニュースで今日も琴奨菊が連勝を続けていることを確認して眠りに就いた。