その後の「野ざらしの珪化木」2012年05月16日

 半年ほど前にこのブログで、「野ざらしの珪化木」を記事にした。 http://ahidaka.asablo.jp/blog/2011/11/14/6201787 有馬川沿いの山中南側の田圃に発掘されたままの状態で大きな珪化木が野ざらしにされていたのだ。その後、その田圃は宅地化されて戸建住宅の建築工事が進められていた。
 今日、その近くの自治会館で開かれているふれあい喫茶に顔を出した。コーヒーとお菓子をよばれながら1時間ばかり知人たちと懇談した。その帰りに思いついて「野ざらしの珪化木」のその後を見に行った。
 建築中だった住宅はすっかり完成し、ブロック塀に囲まれた庭も更地状態ながら整備されていた。その庭先にかの大きな珪化木は立派な庭石として鎮座していた。更地だけの庭にはもったいないほどの風格のある庭石である。それもその筈、その実態は何といっても古代の樹木の化石なんだから。いずれにしろ「野ざらしの珪化木」問題は、これにて一件落着したということか。