民生委員の高齢者実態調査を終えた2013年10月02日

 民生委員の秋の恒例の取組みである高齢者実態調査をようやく終えた。9月中旬から延10日間ほどをかけて170世帯265名のお年寄り宅を訪問した。
 今年は、通常の日常生活の様子を伺うだけでなく、安心キットのご利用案内というテーマがあった。それだけに「安心キットとは何か」から始まる説明に時間を要した。それでも実際に話しをすると多くの方がその場で申込書に氏名、住所を記載して手渡された。その結果、最終的に担当地区では85世帯136名の申込みがあった。それぞれ50%を超える申込み状況だった。
 今年も新たに37名の方が高齢者の仲間入りをされた。自分自身の経験でも65歳という年齢から高齢者と呼ばれることに抵抗感がないわけではない。新人高齢者と初めて顔合わせした時は、民生委員の名乗りあげた後、即座に告げることにしているセリフがある。「嫌ですよね~。他人から65歳になったことを告げられるのは」。初対面の相手の気持に寄り添った言葉から会話を始めることが要諦のひとつであることを、過去5回の経験から学んでいた。
 民生委員の高齢者実態調査が、高齢化する地域社会の実態を把握する基礎的活動であり、安心キットの利用案内を通じて高齢化社会をサポートする機能も合わせ持った活動でもあることをあらためて実感した。

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