施設の24時間見守りサービス2014年05月02日

 所用があって山口地区の新興住宅地・すみれ台を訪ねた。その帰り住宅街で「セントポーリア愛の郷」の看板を目にしてそちらも訪問することにした。前回の民生委員の地区定例会でこの施設の高齢者向けの24時間見守りサービスの情報が紹介されていた。この際、パンフレットを貰っておこうと思った。
 予想以上に大きな立派な施設だった。受付で来意を告げると、「説明させてもらいますのでどうぞお入りください」とのこと。面談ルームに案内され、担当者から資料をもとに説明を聞いた。山口地区在住の高齢者が対象で、①週一回の訪問見守りサービス②関係機関に連絡・調整する「相談支援サービス」③利用者の緊急通報にかけつけて援助する「緊急援助サービス」の3つの安心サービスが提供される。利用料金は月額606円(見守り携帯貸与費)と破格の安さである。受け入れ態勢とのバランスもあり、定員10名で事業を始めたとのこと。スタートしたばかりまだ定員を下回っているようだ。
 民生委員の高齢者訪問の際に、一人暮らしで持病を抱えたお年寄りの安否確認はいつも気になっている。市のNTT回線を利用した「緊急通報救助事業」(機器利用料月額380円)の紹介が可能だが、ご近所の2名の福祉協力員の登録や機器設置工事が必要であり、結構ハードルは高い。これに比べると民間施設のこの事業ははるかに簡便で利用勝手がありそうだ。担当する地区の気になるお年寄りへの情報提供のひとつに加えようと思った。