初獲り筍の味わい2014年05月22日

 早朝、有馬川堤の北の端の淡竹(ハチク)林にナイロン袋持参で出かけた。三日前には草叢から頭をのぞかせている位だった筍を、昨日の豪雨が一気に成長させた予感があった。
 予想に違わず淡竹の細長い筍があちこちでにょきにょきと姿をあらわしていた。根元を掴んでひねると、ポキッと小気味の良い音をたてて獲れた。数本をビニール袋に入れて帰路に着いた。
 帰宅してキッチンテーブルに収穫した筍を並べてみた。獲れたてのみずみずしい筍の艶のある表皮が光っていた。ようやく起きてきた家内が、好物の筍を目にして早速調理にかかった。しばらくして家内から呼ばれた。茹で上がったばかりのアツアツの筍を味見した。調味料なしの茹でただけの筍の甘くて柔らかい食感が口の中に広がった。