天上橋が危なかった ― 2014年08月21日
大型台風11号が通過した8月12日以来、天上橋が通行止めになっている。現在の北六甲台は昔はお天上山と呼ばれていた丘陵を開発した住宅地である。北六甲台の天上公園には遠い昔に公智神社がこの地に鎮座していたという由緒を記した石碑が建っている。天上橋はその頃から旧山口地区とお天上山を結ぶ由緒ある橋だった。昭和40年に架け替えられた現在の石橋は、今となっては多くのコンクリート橋や鉄製の橋に比べて、いかにも風情のある姿をとどめている。
その橋が南北の袂を遮断するように工事用のネットフェンスが立てられ通行止めになったのだ。何のための通行止めなのか表示看板はない。ひょっとして老朽化を理由とした架け替えではあるまいか。そうであれば、この風情を残した石橋が消え去るのではないかと心穏やかでなかった。
今朝、ウォーキングの後、天上橋を迂回して石材店側から天上橋を眺めた時に、ようやく通行止めの正体に合点がいった。国道176号線側の橋の南袂の擁壁に土嚢が積み上げられていた。大型台風の爪跡がここにも残されていた。つぶさに眺めて有馬川の瞬間的な流れの凄まじさを思い知った。擁壁の下半分の石垣に損傷はない。上半分の土盛り部分だけがごっそりえぐられている。ということは高さ2mはある石垣部分を超える水量の流れが一気に押し寄せて護岸を直撃したということになる。
自然の猛威に舌を巻くと同時に、どうやら天上橋の架け替えではなさそうだとホッとした。
その橋が南北の袂を遮断するように工事用のネットフェンスが立てられ通行止めになったのだ。何のための通行止めなのか表示看板はない。ひょっとして老朽化を理由とした架け替えではあるまいか。そうであれば、この風情を残した石橋が消え去るのではないかと心穏やかでなかった。
今朝、ウォーキングの後、天上橋を迂回して石材店側から天上橋を眺めた時に、ようやく通行止めの正体に合点がいった。国道176号線側の橋の南袂の擁壁に土嚢が積み上げられていた。大型台風の爪跡がここにも残されていた。つぶさに眺めて有馬川の瞬間的な流れの凄まじさを思い知った。擁壁の下半分の石垣に損傷はない。上半分の土盛り部分だけがごっそりえぐられている。ということは高さ2mはある石垣部分を超える水量の流れが一気に押し寄せて護岸を直撃したということになる。
自然の猛威に舌を巻くと同時に、どうやら天上橋の架け替えではなさそうだとホッとした。
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