住宅街の喫茶店で初めての朝食2014年08月02日

 先日、住宅街の中にある「喫茶・花ことば」で社協分区の役員たちで懇親会を開催した。夕方6時頃から2時間ばかり、元ホテルの料理長だったマスターのご自慢の料理をビール片手に味わいながら歓談した。
 花ことばは、住宅街のほぼ中心に位置し、コミュニティセンターや自治会館のすぐそばにある。住宅地の開発時には30区画ほどの商業ゾーンとして計画された一角にある。商業ゾーン自体はその後のバブル崩壊などの景気の悪化で現在は約半数の営業が維持されているばかりである。花ことばは、今や住民が気軽に立ち寄って飲食できる貴重なコミュニティスペースと言える。
 同じ建物の地下にはかってはカラオケルームでもあったスペースが残されている。今でも事前に予約すれば飲食が可能とのことだ。超高齢社会を迎え、リタイヤした地域のオヤジたちの居場所づくりが欠かせない。地下スペースはその居場所の格好の候補地になりそうだ。
 今朝、そんな花ことばの朝食モーニングを、家内と一緒に初めて味わった。朝食を外食で済ますという家風のない我が家では椿事に属する。8時30分頃に店に入った。数人のお客さんが中央の円形テーブルで飲食中だった。テーブル席に運ばれた朝食に驚いた。コーヒー、野菜サラダ、ヨーグルト、トースト、スクランブル・エッグにデザートの桃と7品目もの品数である。それぞれに手作りの味わいに溢れている。これで500円なのだからかなりリーズナブルだ。
 これまで何度も足を運んでいる店である。自慢の料理とともに、マスターや奥さんの気さくで行き届いた人柄も廃業の続く商業ゾーンで今尚健在な理由なのだろう。何としてもこの町の気軽に立ち寄れるコミュニティスペースとして頑張ってほしい思った。