佐賀・雲仙・長崎の旅(二日目)2014年12月02日

 ツアー二日目である。前日の宴席でに同年代のオバサンお二人と翌朝の雲仙地獄の散策を約束していた。約束通り6時にロビーで合流したが、この時期の九州の6時はまだ真っ暗である。ましてや雨模様の空である。結局、7時の和風膳の朝食を終えて再出発した。
 ホテルすぐ北側に雲仙地獄の散策道の入口があった。溶岩で覆われた一帯に白い湯煙が立ち上り、白濁の湯がぐつぐつと噴出し、硫黄のにおいが鼻をつく。あちこちに泥火山、雀地獄、白糸地獄、阿鼻叫喚地獄といった名前がつけられたスポットがある。時に湯煙を浴びながら整備された遊歩道を散策する。隣接する温泉街を一望できる地獄展望台からの眺めは中々のものだった。
 8時半に出発したバスが10時には長崎市内に到着した。昼食会場である四海楼の駐車場で下車し、その足で大浦天主堂に案内された。長崎市内観光は9年前に家内とたっぷり二日間個人旅行を楽しんだ。http://www.asahi-net.or.jp/~lu1a-hdk/tabi-nagasaki1.htm そのせいもあるがブログ記事の執筆もイマイチノリが悪い。バスガイドさんの案内で大浦天主堂、グラバー園と巡ったが、記事は割愛。唯一、グラバー邸前の石畳にある「タッチすると恋が実る」というハート型の石をガイドさんに案内されたオバサンたちが大騒ぎする姿が印象的だった。「何を今更タッチするねん」と思わず声をあげてひんしゅくを買った。
 昼食会場の四海楼に戻った。ちゃんぽんと皿うどん発祥の店として知られる老舗の中華料理店である。水ぎょうざ、酢豚、ちゃんぽん、皿うどん、ココナッツミルクのランチメニューを味わった。個人的には酢豚、ちゃんぽん、ココナツミルクがお薦めだった。昼食の後は自由散策となった。たっぷり1時間あったが中華街やオランダ坂を徘徊し、路面電車の風情を愉しんでバスに戻ったのは集合時間の15分前だった。
 長崎市内を出発して博多駅には15時半頃に到着した。17時44分発の新幹線さくらの出発時刻まで2時間余りある。自由散策で各自最後のお買物タイムとなる。広大な駅中のショッピングゾーンでお土産やらお弁当やらを適当に買込んだ後は専ら待合室で読書で過ごした。山口の出発地点に迎えのバスが到着したのは20時45分だった。博多駅からわずか3時間後に戻ったことにあらためて新幹線の速さを実感した。