富山湾の幸と北陸名所の旅② ― 2015年04月13日
宇奈月温泉のホテルで目覚めたのは早朝4時過ぎだった。昨晩8時過ぎに酔いに任せて寝入ってしまったのだから無理もない。5時過ぎに24時間利用可能な大浴場に出かけた。小雨を気にしながら露天風呂に入った。7時半の朝食を済ませ家内と一緒に散策に出かけた。ホテルの背景にみえる雪の残るアルプスの山並みが美しい。
9時には地元のアルペン交通の観光バスに乗車し二日目の観光に出発。10時過ぎに最初のスポットである高岡の瑞龍寺に到着。寺のガイドさんの説明を聴きこの仏閣の凄さをあらためて教えられた。加賀百万石前田家の財力を背景に三代藩主・利常によって江戸初期に建立された禅宗寺院である。これほど見事に七堂伽藍が完備された仏閣の現存は珍しい。伽藍のほとんどが国宝や国の重要文化財に指定されているのも頷ける。伽藍と向き合う形で約1kmもの参道がありその先に公園に囲まれた前田利長の墓所があった。
観光バスが能登半島の東の付け根の富山湾沿いの雨晴海岸にやってきた。晴れた日には富山湾越しに立山連峰の山々を望むことができる絶好の景勝地であると添乗員のガイドがあった。ところがあいにくの小雨模様の天気である。むなしく通過する他はない。スマホで画像を確認してその素晴らしさに地団駄踏んだ。
雨晴海岸から南に50分ほどで五箇山合掌の里集落に到着した。車窓から初めて眺めた光景は半ば雪に埋もれた集落だった。険しい山岳地帯の秘境に忽然と現れた合掌造りの古民家群の絶景に息を呑んだ。合掌造りの一軒・山下家が昼食会場だった。イワナの唐揚げや和蕎麦をメインとした郷土料理だった。身の引き締まった堅豆腐の五箇山豆腐などをご主人の合掌造りについての軽妙なトークを聴きながら味わった。昼食後、バスで隣接の世界遺産・菅沼合掌造り集落に向かった。駐車場と集落はエレベーターと地下トンネルによって結ばれている。豪雪地帯の観光地ならではの大掛かりな設備である。民俗館や塩硝の館やお土産店の並ぶ雪景色の集落を散策した。
JR金沢駅近くの長町武家屋敷跡に到着したのは15時半頃だった。最初に駐車場近くの加賀藩1200石取り武家屋敷跡「野村家」の格式のある屋敷と見事な庭園を見学した。その後は薄茶色の土塀と用水路のせせらぎが巡らされた美しい町並みを各自で自由に散策した。最後の訪問スポットは金沢金箔を製造する「箔座」の本店だった。入店して度肝を抜かれたのは黄金の茶室だった。金箔4万枚を壁に張り巡らした茶室は秀吉の黄金の茶室を模したものという。正面には黄金の茶釜まで据えられている。
17時半にバスがJR金沢駅前駐車場に到着した。出発までのたっぷりある時間を夕食用のお弁当や最後の買物で過ごした。もちろん缶ビールのロング缶も。18時42分発のサンダーバード42号が発車した。二段重ね弁当「金沢の四季」のおかずを肴にスーパードライ・プレミアムが最後の至福のひと時をもたらした。22時半頃には自宅に戻り久方ぶりの夫婦旅を終えた。
9時には地元のアルペン交通の観光バスに乗車し二日目の観光に出発。10時過ぎに最初のスポットである高岡の瑞龍寺に到着。寺のガイドさんの説明を聴きこの仏閣の凄さをあらためて教えられた。加賀百万石前田家の財力を背景に三代藩主・利常によって江戸初期に建立された禅宗寺院である。これほど見事に七堂伽藍が完備された仏閣の現存は珍しい。伽藍のほとんどが国宝や国の重要文化財に指定されているのも頷ける。伽藍と向き合う形で約1kmもの参道がありその先に公園に囲まれた前田利長の墓所があった。
観光バスが能登半島の東の付け根の富山湾沿いの雨晴海岸にやってきた。晴れた日には富山湾越しに立山連峰の山々を望むことができる絶好の景勝地であると添乗員のガイドがあった。ところがあいにくの小雨模様の天気である。むなしく通過する他はない。スマホで画像を確認してその素晴らしさに地団駄踏んだ。
雨晴海岸から南に50分ほどで五箇山合掌の里集落に到着した。車窓から初めて眺めた光景は半ば雪に埋もれた集落だった。険しい山岳地帯の秘境に忽然と現れた合掌造りの古民家群の絶景に息を呑んだ。合掌造りの一軒・山下家が昼食会場だった。イワナの唐揚げや和蕎麦をメインとした郷土料理だった。身の引き締まった堅豆腐の五箇山豆腐などをご主人の合掌造りについての軽妙なトークを聴きながら味わった。昼食後、バスで隣接の世界遺産・菅沼合掌造り集落に向かった。駐車場と集落はエレベーターと地下トンネルによって結ばれている。豪雪地帯の観光地ならではの大掛かりな設備である。民俗館や塩硝の館やお土産店の並ぶ雪景色の集落を散策した。
JR金沢駅近くの長町武家屋敷跡に到着したのは15時半頃だった。最初に駐車場近くの加賀藩1200石取り武家屋敷跡「野村家」の格式のある屋敷と見事な庭園を見学した。その後は薄茶色の土塀と用水路のせせらぎが巡らされた美しい町並みを各自で自由に散策した。最後の訪問スポットは金沢金箔を製造する「箔座」の本店だった。入店して度肝を抜かれたのは黄金の茶室だった。金箔4万枚を壁に張り巡らした茶室は秀吉の黄金の茶室を模したものという。正面には黄金の茶釜まで据えられている。
17時半にバスがJR金沢駅前駐車場に到着した。出発までのたっぷりある時間を夕食用のお弁当や最後の買物で過ごした。もちろん缶ビールのロング缶も。18時42分発のサンダーバード42号が発車した。二段重ね弁当「金沢の四季」のおかずを肴にスーパードライ・プレミアムが最後の至福のひと時をもたらした。22時半頃には自宅に戻り久方ぶりの夫婦旅を終えた。
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