福祉ネットの広報紙第2号発行2016年01月11日

 福祉ネット北六甲の広報紙第2号を発行した。昨日、シルバーセンターの皆さんにお渡しをしたので対象地域の全世帯に一週間以内には配布される。
 一面トップでは「高齢者の困り事の取組みに着手」をテーマに昨年3月8日設立以降の取組み経過を報告した。医療法人、福祉法人等のオブザーバー事業者との懇談、高田上谷病院の送迎バス運行の協議やコープこうべ移動店舗の試験運行調査の協力等の事業者連携の取組み、2回に渡る社協の「認知症講座」の支援、ゴミステーションのコンテナの保管方式変更や空家・空地問題の市の担当部署との懇談等の自治会連携取組み等である。
 二面では、新任議長の自治会長と顧問の福祉ネットへの期待のメッセージを掲載するとともに、役員会で確認したこの地域の「高齢者の見守りの現状と進め方」をアナウンスした。
 三面では、オブザーバー参加を頂いた医療、福祉法人6事業者の事業紹介を概観写真と連絡先をつけて掲載した。
 四面では、今後の定番記事の意味合いも込めて「知って役立つ福祉情報」の掲示板とした。「高齢者あんしん窓口・山口」の紹介をはじめ、市の「高齢者交通助成割引購入証」「市の空家・空地の対策と相談窓口」を紹介した。
 四面最下段の定番記事「編集後記」では以下のコメントを記した。『福祉ネットとは何かを考えさせられる場面もあった。福祉ネットでしかできないテーマ、福祉ネットだからこそ取り組める課題がある。そうしたテーマを整理しながら福祉ネットの目指すものを明らかにしていくことが求められている』

家内と娘と花ちゃんと2016年01月12日

 昼過ぎから家内と娘と花ちゃんが出かけた。イオンモールの授乳室にある体重計で花ちゃんの体重を計るという名目がある。母乳外来が終了して娘が定期的に外出する機会がほとんどなくなった。そばで見ていて終日花ちゃんの相手をしている娘のストレスも分からないではない。
 家内にとっても娘とのおショッピングセンターへの出かけは何よりもの楽しみである。花ちゃん出産後一緒に出掛けることがほとんどなくなった。それがやっとできるようになった。ましてや孫娘とも一緒の女系三代のお出かけである。その喜びはひとしおだろう。チャイルドシート付のマイカーで出かける三人を喜んで送り出した。
 花ちゃんはドライブを嫌がらない。運転直後こそ多少むずかるようだがすぐにお休みモードに浸っている。運転中の適度な振動が心地よいのだろう。いったん眠りにつくと多少のことでは目覚めない。買物中も赤ちゃん用の外出チェアベルトにくるまって眠りは続く。授乳室で一度授乳して再び買物を続け、結局帰宅したのは4時半だった。
 我が家の母娘のお買物好きの遺伝子は確実に花ちゃんにも受け継がれるのだろう。

西生寺の修復工事が始まった2016年01月13日

 2カ月ほど前に名来の西生寺という小さなお寺の前のさくらの古木が伐採されたという記事をアップした。http://ahidaka.asablo.jp/blog/2015/11/23/7920347 ご近所のおばあさん修復工事に支障があるので伐採されたようだという話を聞いた。やむを得ない事情があったと思うが、山口の銘木が相次いで消えていくことの寂しさは隠せなかった。
 今朝も早朝ウォーキングの道すがら西生寺前を通りかかった。そこで目撃したのは本堂前のさくらの伐採跡に鎮座する小型のショベルカーだった。本堂前の道路との間の斜面が造成工事中だった。その現場を見る限り本堂の修復工事には思えない。最終的にどんな工事が実施されるのか。さくらの銘木を伐採しなければならないほどの工事なのか。そんな関心を抱きながら工事現場を後にした。

地域で忙しい一日を過ごした2016年01月14日

 昨日は朝から晩まで忙しい一日を過ごした。8時前から約30分、地元小学校の校門前で登校する子どもたちに朝の挨拶の声掛けをした。青愛協運営委員の挨拶運動である。
 9時半からは約1時間、老人会主催のいきいき体操に参加した。昨年後半はさぼりがちだったが新年から努めて参加することにしている。何といっても自分自身の健康管理のためだ。定期的なストレッチを中心とした筋力体操の機会は貴重である。
 11時から12時半頃までの自宅で過ごした束の間が花ちゃんとのスキンシップの貴重な時間だった。1時過ぎから3時過ぎまではボランティアコーディネーターと民生委員の懇談会だった。昨年から始まり年一回の定例開催となった。両方を兼ねるが今回は民生委員の立場で発言した。認知症の方の見守り、高齢者の困り事の把握、子供たちのいじめや虐待、民生委員と自治会との関わりなどが話題となった。
 4時過ぎから1時間ほどかけて福祉ネットのオブザーバー6事業者とアドバイザー4人の方に発行されたばかりの広報紙第2号を関係者配布用にまとめてお届けした。ある事業所責任者の方から今後の福祉ネットの取組みに関する貴重なご意見を頂いた。やはり足を運んで懇談することで得られる情報がある。
 夜7時半からは県民交流広場の役員会に出席した。

介護者の集いで身につまされた2016年01月15日

 山口公民館で開催されたあんしん窓口・山口主催の「介護者の集い」に参加した。新興住宅街在住のお二人の高齢男性の介護者の参加があった。お二人はともに認知症を患う奥さんの介護である。1時間半ばかりの懇談を通して様々の貴重な生の声を聞かせてもらった。
 以下は介護者のおひとりから伺った認知症徘徊者保護の成功事例である。『奥さんが徘徊されて行方が分からなくなった。事前にあんしん窓口から紹介されて市の「徘徊高齢者介護支援サービス」を利用していたのですぐにセコムの受付センターに連絡し位置情報検索を依頼した。近くの高速道路上での所在が確認され、セコムから警察に通報され、警察から道路公団に連絡し、公団の巡回車両で無事保護された。最寄りの交番に移送された奥さんをご主人が無事に引き取った』。
 認知症介護者の上手な施設利用の事例も伺った。ある介護者の奥さんは週2回のデイサービスと月2回のショートステイを利用している。それが日々の介護生活の貴重な息抜きの機会となっている。ただ奥さんは当初は他人との接触や施設に出かけることを極端に嫌がった。はじめのうちは施設の送迎バスでなくご主人と一緒にマイカーで出かけ、慣れてきてようやくバス利用になった。デイサービスとショートステイをく組み合わせた上手な施設利用が認知症介護には不可欠だ。
 その他、高齢男性介護者ならではの認知症の奥さん介護のホンネの苦労話もお聞きした。せっかく作った料理をほとんど食べてくれない。ショートステイの日は溜まった料理の片付けの日だ。奥さんが気を効かせたつもりで自分の汚れた紙おむつを洗濯機で他の下着と一緒に洗濯してしまう。その後始末の大変さは堪らない。朝晩の着替えが大仕事等々。おひとりは発行したばかりの福祉ネット北六甲の広報紙第2号を大切に保管し持参して頂いていた。こうした身近な地域の福祉情報もまたある種の救いになっている。
 高齢男性お二人の認知症の奥さん介護の報告は、他人事ではないリアリティで身につまされるものだった。

老人会の三社詣2016年01月16日

 地区の連合福寿会(老人会)新春恒例の三社詣に参加した。朝9時半にコミュニティーセンター前を参加者34人を乗せた大型バスが出発した。今回の目的地は京都方面の三社である。
 最初の訪問先の京都府宇治田原町の猿丸神社に到着した。平安末期の歌人・猿丸太夫を祭神とする神社で、今年の干支である猿にちなんだ訪問先でもあるようだ。猿丸太夫は三十六歌仙のひとりで百人一首の「奥山に 紅葉ふみわけ 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋はかなしき」の作者として著名である。宮司さんからそんな解説を交えたガイドを聞いた後参拝した。
 続いて京都市伏見区の御香宮(ごこうのみや)を参拝した。京都市街地にも関わらず広大な境内に建つ格調高い神社だった。極彩色の彫刻や装飾に彩られた本殿は国指定の重要文化財である。手の込んだ彫刻に埋められた豪華な拝殿、伏見城大手門を移築した表門、天井に所狭しと並べられた大きな絵馬堂など見どころが多い。幕末の鳥羽伏見の戦いでは官軍の屯所にもなったという史跡でもある。
 昼食会場の伏見の「月の蔵人(くらびと)」には1時過ぎの遅めの到着だった。月桂冠の酒蔵を改装した店舗は天井も高く開放感がある凝った造りの店内だった。名物の手造り「ざる豆冨」をメインとした懐石風のお膳をアテにビールを味わいながら空きっ腹を埋めた。
 今回のメインスポットである伏見稲荷大社には2時過ぎに着いた。観光バス駐車場からは徒歩で数分歩くことになる。途中、京阪本線の踏切を渡りながら、ここが外国人観光客たちが線路内で迷惑な写真撮影に興じる場所かと気がついた。露店や茶店の立ち並ぶ参道先の朱塗りの大鳥居をくぐると、朱塗りの堂々たる楼門が目に飛び込む。その背後の本殿で参拝し、千本鳥居をめざす。観光客でごった返す境内のあちこちで東南アジア諸国の言語が飛び交っている。鮮やかな朱塗りの鳥居の密集する不思議な光景が現われた。真っ赤なトンネルを進みながら独特の雰囲気を味わう。奥社奉拝所で参拝し更に左手の千本鳥居に進む。突き当りの三ツ辻を左折し、45分の自由時間ではこれまでと判断して出発地に向かった。
 最後の訪問先は、「八つ橋庵かけはし」というお店だった。お抹茶の接待の後はお買い物時間となる。お土産用の苺の生八つ橋包みケーキ、生八つ橋、お漬物などを調達した。帰路は渋滞もなく予定時間の幾分早めに住宅街に到着した。

男の料理塾入門2016年01月17日

 先日、最寄りのコープこうべの店長から連絡があった。福祉ネットの関係で面識があった。用向きはコープのサークルが主催する「男の料理塾」の受講者の打診だった。今や30人を超えるオヤジ会メンバーに当たってみることにした。心当たりのメンバーに携帯ショートメールで打診したところ私を含めて5人が名乗りを上げた。参加費300円というお手軽さとリタイヤオヤジ達の潜在ニーズに適ったのだろう。
 一昨日10時から、その料理塾がコープの店の調理室を備えた集会室で開催された。生まれて初めてのエプロン、三角巾姿で開講を待った。講師はサークルのグラン・マンマ代表の中年の主婦と同年代のサポーターの主婦お二人だった。オヤジ会メンバー以外に3人の受講者があった。メニューは炒り豆ご飯、鰯料理、具だくさん味噌汁、豆腐プリンのデザートである。
 4人ずつの2グループに分かれての調理実習が始まった。炒り豆ご飯はほぼ下準備ができており少しばかりの解説の後、炊飯器のスイッチが入れられた。具だくさん味噌汁は具材のジャガイモ、サツマイモ、大根、人参などのカットの仕方や味噌の溶き方などを教わりながら体験した。鰯料理は小ぶりの鰯は頭を落とし腹を裂いて煮付けにする。煮付け用の出し汁作りから指導される。大ぶりの鰯は開きにして骨を取る作業を教わる。この間、講師からは様々な調理の手順、素材の解説、段取り手順の大切さが説かれた。11時半頃にはほぼすべての調理を終えた。食材手当や下拵えをお膳立てしてもらっての実習である。それでもつくづく料理とは手間ひまの掛かるものだと思い知った。日頃の家内の手料理のありがたさが身に沁みた。
 出来上がった料理を囲んでの昼食となった。鰯料理は好物ではないものの自ら調理に関わった料理である。具だくさん味噌汁や炒り豆ご飯と一緒に味わい深く戴いた。食事しながら講師と今後の開催についての意見交換もした。できれば定期開催をお願いしたいと要望した。オヤジ会メンバーへのいい提案になるのではないかと思う。

花ちゃんの松尾大社初宮詣り2016年01月18日

 花ちゃんの初宮詣りの日がやってきた。婿殿の実家の氏神は京都市西京区の松尾大社である。娘夫婦の挙式会場でもある。初宮詣りはここしかない。
 朝8時半頃に自宅を出てマイカーで京都に向かった。後部座席のチャイルドシートに花ちゃんがご機嫌よく鎮座した。すぐ横で娘が見守る中、車中の適度な振動に誘われてすぐに眠りの世界に浸っている。1間余りで婿殿の実家に到着。ご両親の半月ぶりの初孫との対面を交えてしばらく歓談。花ちゃんには持参のレンタルの産着が着せられた。
 車で数分の松尾大社には11時過ぎに到着。控室で初宮詣りだけでなく厄払いや七五三詣りなどの祈祷申込者と一緒にしばらく待った。神官の案内で本殿前の長椅子に着席。二人の神官とひとりの巫女さんによって神事が始まった。祝詞奏上では十数組の参列者ひとりひとりの住所、氏名、祈祷内容が読み上げられた。巫女さんの舞や鈴の音のお祓いなどを交えて15分ほどで神事が終了した。
 参列者たちが思い思いに境内で記念写真を撮っているのに習って、私たちも様々な組み合わせでデジカメやビデオ撮影に励んだ。その後、ご実家で予約の昼食をいただいた。松尾大社内の一角にある見事な庭園を眺望できる個室が昼食会場だった。用意されたのは京料理の松華堂弁当である。京料理らしい薄味で鮮やかな彩りと豊富な品数のお料理の数々を満喫した。
 食事の後、再びご実家に戻りしばらく寛いだ。折しもすぐ近くの西京極陸上競技場を発着する全国都道府県対抗女子駅伝の実況放送中だった。珍しい八代市特産の柑橘・晩白柚(ばんぺいゆ)を頂きながら観戦した。愛知の逆転優勝という結末を観終えて、初孫の宮参りという両家の共同イベントの幕を引いた。16時半には花ちゃん母子と一緒に我が家に戻った。

初雪の朝2016年01月19日

 寒さに震えながら朝刊を取りに玄関ドアを開けた。積雪とは言えないものの路面を覆う雪化粧が目に飛び込んだ。この冬初めての雪景色だ。
 デジカメ持参で朝の散歩に出かけた。初雪の景色をカメラに納めない手はない。有馬川堤の雪景色は何度か撮影済みである。住宅街の高台にあるグランド公園に向かった。
 グランド公園で予想以上の積雪を目にした。2cmはあるかと思える積雪がグランドを真っ白に染めていた。同じ住宅街でこれほどの違いがあるものか。
 グランド隅の階段を昇り南西に広がる景色を眺めた。眼下に神戸市北区藤原台の住宅街が眺望できる。林立する高層マンションを囲んだ風景が白い刷毛で刷かれたように見えた。
 初雪の朝、凍結の路面を注意深く踏みしめながら散策を愉しんだ。

子どもたちにとってのふるさととは?2016年01月20日

 先日、地区青愛協の運営委員会で「ふるさと山口」のプレゼンをさせて頂いた。毎年この時期に開催される研修会の講師を依頼された。定例の運営委員会を30分繰り上げて研修会が開催される。そんな事情もあってか運営委員会では30名ほどの参加者が、研修会開始時点では20名足らずだった。7時過ぎから約30分、地元中学でのトライやる・ウィーク事前学習と同じパワーポイントデータを使用してのプレゼンを行った。
 参加者は地域の子どもたちが通う高校、中学、小学校、幼稚園の教職員やPTA役員の学校関係者に自治会、子ども会、民生委員、補導委員など地域組織の関係者である。子どもたちの地域での見守りや育成に関わる皆さんの研修という点に意味がある。
 プレゼンの締めくくりにはいつも「伝えたいこと」を告げている。このテーマでは「子供たちがふるさとを学び知ることの意味」を訴えた。グローバル社会になればなるほど「ふるさと」は子どもたちの生い立ちの原点として意味を持ってくる。それはアイデンティティの形成に深くかかわってくる。ふるさとを学ぶ機会の必要性を想う所以である。