多死社会の風景2020年03月09日

 久々の散歩道の風景についての記事である。とはいっても自然や風物を愛でる風流な記事ではない。散歩コースの一角で目にした世俗の生々しい光景である。
 天上橋交差点の南西角に建築中だった建物の看板がヴェールを脱いだ。兼ねての噂通りの家族葬の専用式場だった。セレモニーホールとしては驚くほど狭くて簡素だ。
 昨年、同じ国道176号線沿いのそこから南1kmにも満たない地点に葬儀会館ができたばかりだ。それ以前にも西に1km余りの地点にもセレモニーホールが建てられていた。これで1km四方のエリアに3カ所ものセレモニーホールができたことになる。
 多死社会の到来という時代を写した風景である。多死社会が身近なテーマである後期高齢者目前の身には何ともやるせない風景でもある。

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