彼岸花と虹2020年09月22日

 早朝ウォーキングの定番コースの一角に西川沿いの田園がある。左右を稲田に包まれたさわやかな風景が広がる。ムクドリの大群がたむろしていたり、スズメの群れが稲穂の間から飛立ったりする。
 西川に沿って農道を歩いていた。稲田の畦道の鮮やかな朱色が目に飛び込んだ。今年初めて目にした彼岸花だった。山口センター方向に向かって更に歩いていた。山口の集落と流通センターを隔てる丘陵地がある。その丘陵に突き刺さるようにして半円の虹の一方の端が青空に浮かんでいた。
 早朝の肌寒さを感じる初秋の空気に包まれて歩いた。