さくらんぼが逝った2008年06月29日

 2週間ほど前のブログで散歩道の桜並木で見つけた育ち始めたさくらんぼのけなげさにふれた(左画像)。以来、時々深緑の葉っぱの間を眺めるようになった。小さな粒がより赤味を増して大きく育っている筈だった。ところが一向にそうした気配がない。今日、注意してそばに近寄って見つめてみた。
 黒ずんで生気を失った小さな粒がかろうじて茎に繋がっていた(右画像)。近くの枝にも同じような粒が散見される。路傍のさくらんぼたちが生き延びるには所詮無理な環境だったのか。自然の摂理とはいえ束の間の生を終えたさくらんぼたちの哀しさを想った。