最終陳述2008年06月30日

 労働委員会で担当のある事件の最終陳述というステージを迎えた。私には初めての経験だ。委員会自体はごく形式的なものだった。申立人(労組)、被申立人(使用者)それぞれが既に事務局宛に提出している最終陳述書の受領を公式に確認するということのようだ。
 終了後、いつも通り事務局を交えて公労使の委員の打合せがあった。審査委員(公益委員)から参与委員(労働者委員、使用者委員)に対し、命令書作成に向けて意見があるか否か、また公益委員会議に出席して意見を述べるか否かの打診があった。労働者委員としての公式の役回りなのだろう。
 この事件自体は審問というヤマバを終えた段階以降に担当したものであり実質的にはほとんど関われなかったといって良い。それでも双方の最終陳述書に目を通せば全貌は掴めそうだ。打診に対する対応はあらためて連絡したいと答えた。
 裁判員制度の裁判員に選ばれた時の対応のイメージに重なった。