夫婦はひとり、ときどきふたり2009年04月02日

 朝9時半頃、家内がめまいがすると言い出した。元気がとりえの人である。もとい、元気もとりえの人である。いつになく元気がない。「心配やから恒生病院に行く」と言う。車で10分ばかりの所にある脳外科専門病院である。私も脳のMRI検査を受けたことがある。2年前の大病の際には健気にサポ-トしてもらった。ここは付添わねばなるまい。
 私の運転するマイカーで病院に向った。待合室で30分ばかり待って、家内は診察室に消えた。まもなく出てきてCT検査を受けると言って奥に向った。11時過ぎに再び診察室に入り検査結果を聞いたようだ。待合室に戻ってきた家内から告げられた。「特に異常はなかったみたい」。心なしか元気が戻ったようだ。会計を済ませ、処方薬を貰った頃には12時を過ぎていた。
 帰宅の途中、この辺りでは評判の良いベーカリーショップに立ち寄った。店舗に隣接して喫食スペースがあり、無料のコーヒーサービスもある。調達した出来立てパンを食べながら寛ぎの時間が流れる。
 夫婦とは、危機に臨んで否応なく寄り添うものだ。ふと何かで読んだ言葉を思い出した。「夫婦はひとり、ときどきふたり」。
 
 HP「朝来の山荘と竹田城址」をアップした。
 http://www.asahi-net.or.jp/~lu1a-hdk/tabi-takeda-jousi.htm