青春の邂逅2009年04月05日

 義父を見舞うため娘も含めて家族で岡山に向った。4月第1日曜日である。高速道路ETC料金1000円上限割引が実施されて二週目である。しかも第1日曜日はサービスエリアの商品2割引のお客様感謝デーである。混雑を予想して8時過ぎに家を出た。山陽自動車道は思いのほか空いていた。 
 途中、車中から携帯で岡山の大学時代のサークルの先輩に連絡をとった。家内と娘が実家に立ち寄る時間を利用して先輩と久々に会いたいと思った。突然のアポだったが快諾して貰い、10時前に先輩宅近くのレストランで落ち合った。1年前に大病を患い驚異的な復帰を果たしたばかりの人だった。少しやつれた感じはあるものの、話し口調にはかっての独特の味わいが甦っている。お互いリタイヤした身ながら、今の時代背景に話題が及ぶとついつい学生時代の熱気が戻ってしまう。青春時代の垣根のない緊張感のある関わりが、40年を経て尚瞬時に立ち返られる土壌を作っている。青春の邂逅というべきか。1時間ばかりの懇談の後、家内の迎えを機に別れを告げた。
 義兄夫婦と一緒に岡山市内の病院に入院中の義父を見舞った。1ヶ月前に見舞った時は、意味不明の言葉を繰り返し家族を心配させていた義父だった。今日は依然として会話はできなかったものの意識はしっかりしている。「オジイサン!笑って」とデジカメを向けると、無邪気な笑顔が返ってきた。
 2時過ぎに、山陽自動車道を駆って帰路に着く。4時頃に立ち寄った三木サービスエリアは、さすがに大勢のマイカー客で賑わっていた。名物のアイスクリームを味わったりお饅頭やホタルイカ沖漬けを購入し2割引の恩典を活用した。