季節外れの墓参とトリックアート2012年11月05日

 色んな行事や事情でお盆に行けなかった墓参りに、家内と二人でようやく昨日行ってきた。朝8時半頃に自宅を出て、約1時間で名古山霊園に着いた。季節外れの霊園だったが、日曜朝とあって幾組かの墓参があった。お掃除を済ませお参りをした。墓地の東に解体修理中で素屋根に覆われた姫路城の天守閣が見える。
 墓参の後、名古山北西の比較的近いところにある太陽公園に向かった。地域活動で招待券2枚を入手していたことや、公開中のトリックアートに大いに興味をそそられていたことから訪ねることにした。車で10分ほどで到着した。目前には山陽自動車道からよく目にしたドイツのノイシュヴァンシュタイン城に似た白亜の城が聳えている。○○地区社会福祉協議会の団体客が観光バスから降り立った。この施設が障害者福祉施設を併設していることを思い起こした。招待券に入場スタンプを押してもらって入場した。ちなみに入場料金は1300円だった。
 ゲストハウス横のモノレールで小高い山の上に建つ「城のエリア」の白鳥城に向かった。巨大な石造の城のゲートをくぐり城内に入る。4階から上が常設のトリックアートの会場となっている。確かに不思議なアートの数々だった。モナリザの絵の前に立って左右上下に顔を動かすと微笑んだモナリザの顔が動いて追いかけてくる。平面に描かれた絵の中に入ってポーズを取る姿を撮影すると、写された写真は見事に立体化している。名画、美術、動物、恐竜、サーカス、アラビアンナイト、忍者屋敷などのテーマに沿って数多くのトリックアートが展開される。だんだん夢中になって思わず寝転がったりして大胆なポーズに挑戦する。貼付の「忍者に槍で突かれた画像」は、壁際に手足をあげて仰臥して写した画像を上下反転させたものである。
 再びモノレールに乗って下山し、もうひとつの「石のエリア」に向かった。凱旋門をくぐって世界各国の石像や石造建築物のレプリカ・ゾーンに入る。モアイ像、兵馬俑、万里の長城、天安門広場、ピラミッドとスフィンクスなどの石造物が広大な山麓に所狭しと設置されている。圧巻は秦始皇帝の兵馬俑を模した「兵馬俑展示館」だった。レプリカとはいえよくぞここまで再現したものだと舌を巻いた。順路に沿って登った先に峰相山・鶏足寺という真新しい本堂だけの寺院があった。寺院下の斜面には五百羅漢の無数の石造が並んでいる。これもまた圧巻だった。12時過ぎには、太陽公園を後にして帰路に着いた。
 それにしてもこの太陽公園というテーマパークらしき施設の意味合いがよくわからない。トリックアートの常設会場もある「城のエリア」、石造物レプリカの「石のエリア」、宗派もよく分からない寺院、多数の障害者施設と四つの異なる性格の施設で構成されている。各施設の関連が余りにもバラバラという気がした。この施設全体のコンセプトや趣旨は一体何だろう。

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