有馬郡の郷と荘の配置図2014年05月09日

 昨日訪ねた三田市立図書館で、三田市史第一巻通史編1を閲覧した時、すぐに目に留まった地図がある。134頁に掲載された「図31 有馬郡における郷と荘園の分布案」と題された有馬郡地図である。
 残念ながらこの書籍の貸し出しは叶わなかったが、係員の許可を得てデジカメに納めることができた。帰宅後、あらためて画像をみて、知りたかった有馬郡内の「郷」と「荘」の配置と分布状況を知った。同時にこの有馬郡の地図が「有馬郡誌」掲載の地図と少し違うような気がした。
 有馬郡誌掲載の地図を加工した図と比べてみた。郡誌掲載の地図には記載のある春木郷、大神郷、忍壁郷、羽束郷、幡多郷の5郷の内、羽束郷がすっぽり抜けている。地図の注釈には「郡境は明治20年代の地図を参考にした」とある。どういう経過で郡誌作成時点で羽束郷が編入されたのだろう。これはぜひとも「三田市史第一巻通史編1」を借り受けて調べてみたいと思った。
 久々に風土記探訪の意欲を掻き立てられた。

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