長尾和弘・丸尾多重子著「ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!」2016年07月11日

 在宅ケアを考える上で介護施設の利用は欠かせない。介護施設のデイサービスやショートステイの利用は介護者が在宅介護を持続するためには極めて重要である。ところが介護施設も様々で、玉石混交の業界のようだ。地域の介護者の会に参加してそうした声を耳にした。そのためにも良い介護施設選びがポイントである。そんな問題意識から読んだのが長尾和弘・丸尾多重子両氏の対談「ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!」だった。
 この著作のレビューは多くの場合高評価なのだが中に現役の介護職らしき人の「福祉関係者から見ても出鱈目や許せない要素が多すぎる」といった酷評もある。それだけに今日の介護業界の混沌とした現状が窺える。
 対談者のひとりである長尾医師については既にその著作2冊を読みその患者視点に立った歯に衣を着せない発信に共感し、ほぼ毎日更新されるブログにも目を通している。もう一方の丸尾多重子氏についても知人の紹介で彼女が主宰する”つどい場さくらちゃん”を訪ねたし、社協分区の福祉講座の基調報告をして頂いた。
 お二人は永年の知己であり同志でもある仲のようだ。永年、在宅医を続けている町医者・長尾医師と、自らの介護体験をベースに”つどい場さくらちゃん”をベースに介護者支援を続ける丸尾氏との介護と介護業界の現状やあるべき姿を語りつくした対談である。介護の現場を知り尽くしたお二人ならではの指摘や見解が余すことなく語られる。多くの点で学ばされ共感させられた著作だった。

降圧剤の減量処方2016年07月12日

 6年前に健康診断で高血圧が判明した。上が153、下が101という数値に狼狽した。すぐに最寄りのかかりつけ医で降圧剤2錠を処方してもらい、服用を始めて丸6年が経過した。
 その際に血圧計も購入し、毎日朝晩欠かさず計っており、年ごとの上下の平均値も集計している。これをみると6年前のピーク時の上下の平均値144、94は、年を追うごとに順調に下がり今年半年間の平均値はそれぞれ132、71と高齢者の正常値を大きく下回っている。
 最近の読書は福祉ネットの関係で、認知症、医療施設、介護施設、平穏死といった医療関係の専門書に集中している。この読書体験を通じて薬剤服用の問題点を痛感した。かつて「降圧剤は一度服用を始めると止めることはできない」という情報を聞き、それを鵜呑みにし忠実に服用してきた。正常値以下になり、処方減量を実施すべきと判断した。
 今日、2カ月毎の薬剤処方でかりつけ医に受診した。6年間の血圧推移のデータのプリントを示して処方の減量を要請した。「数値がかなり安定していること。薬剤服用の問題点を感じていること。一度降圧剤を減量してどうなるかを試してみたい」旨を伝えた。かかりつけ医の反応は消極的だった。「今が一番いい状態なのでこのまま続けてはどうか。減量すればまた上がる筈」というものだった。ここは引くことはできない。「2カ月後に上がっているようなら元に戻すので、今回は減量をお願いします」と言い切った。
 はてさて2カ月後にどんな結果になるだろうか。

富良野、層雲峡、旭山動物園、定山渓の旅路(その1)2016年07月13日

 先日、地域の知人グループと懇親ツアーに出かけた。二泊三日の北海道の旅路である。朝6時に山口を出発し神戸空港に向かった。開港10年目にして初めて訪れた空港だった。
 定刻10時10分に新千歳空港に到着し、三日間をガイドしてもらう北海道バスに乗車した。バスは一路、最初の訪問地・富良野に向かって東に進む。途中、しむかっぷ(占冠)といういかにも北海道らしい名前の道の駅で休憩した後、1時半頃に昼食会場の「レストハウス想いでのふらの」に到着した。海鮮丼をメインにした昼食を済ませた後、お土産コーナーでメロン、トウモロコシの宅配販売を目にした。娘からリクエストされていたものだ。富良野メロン2玉とトウモロコシ10本を合わせて税・送料込8千円で購入した。
 最初の観光スポットの富良野ファームに到着した。鮮やかな紫の広大なラベンダー畑を中心に四季折々の彩りを見せるお花畑農場が広がっている。十勝岳連峰や夕張山地を借景とした見事な風景だ。売店でラベンダーソフトクリームを調達しラベンダーのほのかな味わいを愉しんだ。
 次の訪問地は富良野の隣町・美瑛である。9年前に家内と二人で個人旅行をした際にレンタサイクルで3時間ばかり巡った懐かしいスポットだった。写真家・前田真三氏のギャラリー拓真館に着いた。ラベンダー畑や白樺林に包まれたチャペルのような建物に絵画のような美瑛の美しい景色の数々が展示されている。その後、パッチワークの路を辿って車窓から哲学の木、ケントメリーの木、マイルドセブンの丘などのスポットを折り込んだ美しい風景を味わった。
 初日の宿泊先の層雲峡温泉の「層雲閣グランドホテル」に到着した。早速、5階の露天風呂で汗を流した後、7時半から宴席となった。地元上川町のサーモン、豚の角煮、十割蕎麦、季節の炊き込みご飯等のお品書きだった。食事の中盤からは幹事の準備した漢字の地名当てクイズヤゲームで懇親を深め、10時半頃に各自の部屋に戻った。

富良野、層雲峡、旭山動物園、定山渓の旅路(その2)2016年07月14日

 ツアー二日目の朝4時半、層雲峡温泉のホテルの部屋で目覚めた。同室者を起こさないようにそっと部屋を出て24時間オープンの大浴場に浸かった。着替えを済ませてホテルを出た。前日、バスガイドさんから紹介されていたロープウェイに乗車して黒岳五合目まで登りたいと思った。ホテル周辺を散策した後ロープウェイ乗り場に着いた。6時始発まで30分ばかり待っているとツアー仲間たちが次々にやってきた。仲間のご婦人たちが団体割引の10人にまで膨らんでいると気が付いた。そこは関西のおばちゃんである。団体割引の交渉が成立し、いったん購入したチケットを清算してもらった。往復1950円の乗車券が250円払い戻された。あいにくの小雨模様でガスが充満している。ロープウェイを上るほどに視界は限りなくゼロに近づく。7分ばかりで到着した五合目の展望台も真っ白な空間に包まれていた。晴れていれば見事な峡谷の景観を望めた筈の展望台で純白のベールを背景に集合写真を撮った。
 地元食材をメインとしたビュッフェスタイルの朝食を済ませ、ホテルを出発した。車窓から頭を霧で包んだ峡谷の岩や滝を眺めながら今日のメインスポット旭山動物園に向かう。9時半開園を待って入場し11時半までたっぷり園内を巡った。確かに従来の動物園とは違った数々の施設面の工夫が凝らされている。行動展示という方式で色んな角度から間近に動物たちの迫力のある生態を眺められる。
 昼食は旭川市内のビアホール・銀座ライオンのジンギスカンだった。マトンがメインのジンギスカンはイマイチ嗜好に合わなかったが、明治期の赤レンガ倉庫を改装した店舗は内装とともに風情のある雰囲気を漂わせていた。
 続いて旭川市内の観光庭園・上野ファームを見学した。ガーデニングの聖地ともいわれ全国から愛好家が訪れる知る人ぞ知るスポットのようだ。入口近くの白樺林の遊歩道を抜けると四季折々の花が咲き誇るガーデニングが続く。こちら方面には造詣のない身のこととてざっと流して入口付近のテーブル席で時間を潰した。
 札幌市内を車窓観光して今日の宿泊地の「定山渓温泉・ホテル花もみじ」に5時半頃に到着した。前日のホテルよりはるかにランクの高い豪華なホテルだった。すぐに12階展望浴場にゆったり浸かった後、7時からの宴席に参加した。料理も海の幸・山の幸たっぷりの前菜、鮮度のあるお造り、道産牛しゃぶしゃぶ、あさりと蟹の釜飯等々、素材にこだわったお品書きの数々が並んだ。二次会のカラオケを終えて11時半に床に就いた。

富良野、層雲峡、旭山動物園、定山渓の旅路(その3)2016年07月15日

 ツアー三日目の朝、定山渓温泉のホテルの一室で目覚めた。朝風呂の後、ホテル周辺を散策した。豊平川を渡ってすぐのところに定山源泉公園がある。温泉名の由来である温泉を拓いた定山和尚の石像や足湯がある。ホテル前を西に向かうと定山渓二見公園があり公園の奥には豊平川に架かる朱色の吊り橋・二見吊り橋がある。ホテル前を北に向かうと突き当りに岩戸観音堂がある。順次廻ってホテルに戻り品数豊富なビュッフェの朝食を味わった。
 ホテルを出発したバスは最初の訪問地・ニッカウイスキー余市蒸留所に到着した。いうまでもなくNHKの朝の連ドラ・マッサンのモデルとなった舞台のひとつである。敷地に入った途端にドラマの再現を思わせる懐かしい工場風景が広がっていた。10時からガイド嬢によるツアーガイドが始まった。乾燥機、蒸留棟、発酵棟、リタハウス、旧竹鶴邸、ウィスキー博物館などを解説付きで焼く50分のツアーガイドだった。最後に無料試飲会場が待っていた。ピュアーモルト、スーパーニッカの無料試飲がお代わり自由で味わえる。ツアー仲間と歓談しながら3度ばかりお代わりして本場の味を楽しんだ。
 最後の観光は小樽運河周辺の自由散策である。運河前で集合写真を撮った後、男性陣4人で散策に出かけた。2時間もの散策時間のメインは各自で摂る昼食である。ガイドさん情報をもとに寿司屋通りの握りかバス駐車場向かいの北の漁場・ヤン衆の海鮮丼か迷ったが、結局海鮮丼になった。人気三色丼と生ビールを注文し、北の恵みをたっぷり味わった。早目にバスに乗車し全員揃ったところで新千歳空港に向かった。
 18時15分発の伊丹空港行の搭乗までたっぷり2時間ある。ここで家内や娘のリクエストのお土産を買い込んだ。定番の白い恋人をはじめ六花亭のマルセイバターサンド、マルセイキャラメルなどである。搭乗口前では機内で食べるお弁当も調達し出発を待った。伊丹空港到着後待機のバスに乗車し夜間の空いた中国道を駆って9時25分頃には山口町の出発地に到着した。家内の迎えの車に乗り込み自宅に無事到着した。

23日ぶりの”生”花ちゃん!2016年07月16日

 花ちゃんを迎えに行く日がやってきた。私の北海道土産を渡すのを口実に娘と花ちゃんの三泊四日の里帰りの話がまとまった。子育て真っ最中の娘の骨休めの休暇でもある。
 ところがその当日の朝、家内の体調が思わしくない。持病の頭のフラツキが再発したようだ。結局、私がひとりで大津まで迎えに行くことになった。朝8時過ぎに到着し持参の荷物を両手にマンションのドアを開けた。前回訪問時以降は毎日のようにFaceTime(テレビ電話)で花ちゃんと会っているものの何とももどかしい。いよいよ23日ぶりの”生”花ちゃんとの再会である。
 視線の先のフローリングにお座りした花ちゃんが居た。「花ちゃ~ん!じいちゃんやで~」という声にキョトンとした顔つきで見つめたまま固まっている。迂闊に近づいてギャン泣きをされたりしたら大変だ。そっと近づいてアブアブ、アーウーとあやし言葉を乱発する。ようやく笑顔を見せたりして愛想が良くなった。しばらく我慢してあれこれお相手につとめた後、そっと両脇を支えて抱っこに及んだ。前回はここで一気にギャン泣きに転じ「抱っこ拒否症候群」を発症した。傍で娘が固唾を呑んでいる。当の花ちゃんは何事もなかったかのようにじいちゃんの腕の中でキョロキョロしている。ヨカッタ~ッ!
 娘が支度をしている間、花ちゃんとたっぷり遊んだ。半月ほどでまた一段と成長した。色んな芸・・・もとい動きができだした。ずり這い(ホフク前進)しかできなかったのに、ちゃんと両手、両膝でハイハイしだした。手を床についてようやくお座りしていたのに両手を離してしかも両手でパチパチする仕草までしてくれる。
 離乳食を食べている時だ。すっかりじいちゃんを思い出した花ちゃんが椅子の背もたれから覗き込むようにじいちゃんの顔を見つめ、ニーッと笑いかけてくれる。そのなんとも愛くるしい仕草に舞い上がってしまった。

Wi-Fi(無線LAN)ルータ更新でサクサク通信2016年07月17日

 里帰り中の妻子を迎えに婿殿がやってきた。ITスキルにめっぽう強い。その婿殿に勧められて2カ月ほど前に通信回線を「フレッツ光プレミアム」から「ネクスト隼」にアップグレードした。インターネット等の通信が一気に速くなる筈だったが、思ったほどに速くならない。むしろストレスを感じるほどに遅いままである。
 その婿殿が今回思わぬ提案をしてくれた。「前回、通信回線を切り替えた際に無線LANルータは旧機種のまま取替えていなかったのではないか。その場合、家までつないだ高速回線がパソコン前で急ブレーキがかかったようなものだ。無線LANルータも高速仕様の最新機種に取替える必要がある」とのこと。
 なるほど。買物ついでにお勧めの機種を買ってきてもらった。早速、バッファロー製の旧機種からNEC製AtermWG1200HSに取替えた。これは難なくやれたが、パソコンの設定は一筋縄ではいかない。結局、ギブアップして婿殿に任せる羽目になった。あっという間に設定が完了した。パソコンだけではない。無線LANに繋がっている端末の携帯アイフォンやタブレットの設定変更も必要だったが全てやってもらった。
 以降、パソコン、タブレット、アイフォンの通信速度が目に見えて速くなった。

つどい場”あん”の国際交流?2016年07月18日

 昨日、4回目のつどい場”あん”に参加した。今回は前回参加のご近所の80代のおひとり様・男性と、今年住宅街に開設されたデイサービス施設を運営するご夫婦の三人をお誘いした。
 11時半頃から”あん”のリビングでデイサービス運営のご夫婦とご近所さんと”あん”主宰の奥さんとの懇談が始まった。デイサービス運営のご夫婦とは2カ月前に施設を訪問し面識がある。http://ahidaka.asablo.jp/blog/2016/05/25/8095778 フィンランド人の奥さんは永くフィンランドで認知症を中心とした介護ホームを運営されてきた。ご主人の郷里・日本でもフィンランド式の介護の理念やノウハウを実践したいとの想いからこの町に在住しデイサービスをオープンされたという。40年に渡る在住でフィンランド語が堪能なご主人の解説で、日本の認知症処方との違いなどを伺った。機会があれば社協の福祉講座などでお話ししてもらいたいと思った。
 12時過ぎからは席を食卓に移して食事をしながらの懇談になった。その頃には最寄りの特養のケアマネさんや”あん”主宰者のママ友さんなどの参加もあり大人9人、子ども3人の総勢12名の賑やかなランチとなった。”あん”のご主人の美味しい手料理の数々をいただきながらの懇談でも話題はもっぱらフィンランドの生活ぶりがメインだった。白夜やオーロラの実態やフィンランドの歴史などが長い滞在経験のご主人の口から語られた。海外滞在という共通項で、石油プラント技師だったご近所の男性からも中近東での滞在経験が語られた。
 4回目のつどい場”あん”が思わぬ国際交流の場となった。

在宅ケアの地域の事業者さんとの懇談会2016年07月19日

 先日、午前中の福祉ネット役員会の後、午後からオブザーバーとアドバイザーの皆さんにお越し頂き事業者懇談会を開催した。テーマは福祉ネットの今年度の最重点課題である「在宅ケアの地域支援の進め方」である。
 在宅ケアという医療・看護・介護の課題は住民組織だけでは手に余る分野である。幸い福祉ネットは設立当初から地域の病院、介護施設、障がい者施設、開業医、薬剤師、ケアマネジャーの皆さんをオブザーバー、アドバイザーとして連携してきた。今回も13名の専門分野の皆さんに参加して頂き、福祉ネット役員8名が参加した。
 それぞれの立場から地域住民の在宅ケアについて可能な支援を伺った。介護施設からは「介護全般の気軽な相談」「介護用具の貸出し」「在宅介助の指導」「介護技術の講習」等の提案があった。精神科の専門病院からは「認知症等の外来受診後の訪問看護」「電話による医療相談」「研修での専門医の講師派遣」が紹介された。在宅医からは「訪問診療、看取り、末期がんの緩和治療」が案内され、病院とかかりつけ医の使い分けも提案された。薬剤師からはかかりつけ薬剤師制度の概要が紹介され、お薬手帳の一元化や残薬管理等が紹介された。病院系特養所属のケアマネさんからは徘徊等の緊急時の受入れ等が紹介された。
 その後、相互の質疑と懇談に移った。「北部地域の訪問介護センターの脆弱さ」「徘徊者保護の地域での態勢」「介護者の緊急時のサポート」「デイサービス施設での緊急時の特養等での受入れ」「福祉マップ(認知症、寝たきり介護、障がい者等の要支援者とそれぞれのサポーターの地図上の特定化)づくり」等、多岐にわたる課題が意見交換された。
 1時間半という短時間ながら中味の濃い懇談会だった。

長尾和弘著「平穏死10の条件」2016年07月20日

 在宅医として介護の現場から患者・介護者視点に立ってアクティブに発信し続ける長尾医師の著作「平穏死10の条件」を読んだ。
 つい40年ほど前までは自宅で亡くなる人が当たり前だった。ところが今ではわずか2割となり、8割の人が病院で亡くなっている。1970年代後半にその割合が逆転したという。今や日本では自宅での穏やかな死は叶わぬ夢になりつつあると言ってよい。この著作はこうした背景を踏まえて平穏死(穏やかな死)できない現実を指摘し、平穏死を迎えるための処方を提案する。
 平穏死できない現実とは、8割の人が病院で亡くなっている現実と無関係ではない。終末期の患者が病院に入院すると必然的に延命治療が行われるからだ。そして一度延命治療が始まると本人や家族が途中で中止を希望してもそれが困難であるという現実もある。
 平穏死を迎えるための次のような条件が提案される。「看取り実績のある在宅医を探す」「本人・家族が死後の準備について話し合う」「平穏死させてくれる施設を選ぶ」「リビングウィルを表明する」「転倒→骨折→寝たきりを予防する」「救急車を呼ぶことの意味(蘇生、延命治療を希望するという意思表示)を考える」「緩和医療の恩恵にあずかる」等々。
 とりわけリビングウィル(生前の遺言)ということに注目した。終末期に延命治療を拒否し穏やかな最期を迎えたいと思ってもそれが中々叶わないという現実はよく耳にする。ましてや認知症で自分の意思をはっきり伝えられなくなる懸念があれば尚更である。そのための処方として日本尊厳死協会に加入し、延命治療に関する自分の意思をリビングウィルとして健康なうちに書面で残しておくことが必要だ。