そして花ちゃんがいなくなった2016年10月11日

 六泊七日の花ちゃんの我が家での滞在が終わった。昨日の朝9時半頃に父ちゃん運転のMINIのチャイルドシートに包まれた花ちゃんの姿が視界から消えた。
 花ちゃんの成長ぶりに目を見張らされた一週間だった。なんでもどこでもかじり放題である。絵本は読むものでなくかじるもののようだ。所かまわずハイハイして乱入する。じいちゃんの大型デスクの下にもぐり込む。手あたり次第引っ張り出してはばらまいている。そのつど両脇を抱えて引きずり出す。
 後半にはじいちゃんとも一気になつきだした。ソファーにもたれて寝転がっているじいちゃんの顔に手を当ててよじ登ってくる。母ちゃんの姿が見えないと泣き出した花ちゃんをじいちゃんが抱っこしてあやすと泣きやむようになった。ついこの間までじいちゃんの抱っこをあれほど嫌がっていたのに。
 極めつきの嬉しいシーンが最後にやってきた。帰り支度を終えて我が家を後にしようとした時だ。スパッツにスカートのお出かけ姿で突然花ちゃんがタッチして何やらはしゃいでいる。慌ててデジカメを手に取りスイッチを押した。これまで何度も目撃しながら画像に納められなかったシーンだった。貴重なタッチの画像を最後の最後に手に入れた。
 あっという間の至福の一週間だった。乱暴狼藉、やりたい放題、天真爛漫、天衣無縫。どの四字熟語にも当てはまる振舞いがなんとも愛しい。言葉は喋れなくとも感情だけは素直に表現できる。感情のママに無邪気に振る舞える。まもなく一才を迎える今が最も可愛い時期なのかもしれない。こんな時期の孫との貴重なひと時をもたらしてくれた花ちゃん一家にあらためて感謝した。

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