有馬川を三田方面に歩いた2019年06月18日

 朝の散歩道である。いつもはまっすぐ進む新天上橋の袂を右に折れた。久しぶりに有馬川の土手道を北に向って田園風景に浸ってみようと思った。
 このコースでは必ず目にしたいスポットがある。土手道を突き進んで突き当り、竹藪の切れ目を右に折れたら一気に開ける景色である。隣町の神戸市北区平田地区の広大でのどかな田園風景である。
 ところが前回2年ばかり前に目にした景色からかなり様相を異にしていた。この時期にある筈の正面の水田は野草に覆われ見る影もない。農家の高齢化と後継者難の現実なのだろう。
 足元には竹藪の破竹が枯葉に覆われた地面からにょきにょきと突き出ている。誰も獲る人もないスポットで竹藪ばかりが縄張りを広げていく。