行政手続きの遠隔相談窓口2022年05月08日

 先日、市役所本庁を訪ねて有料道路障害者割引の更新手続きをした。その際、担当者から山口、塩瀬の北部地区支所で今年1月からリモートによる遠隔手続ができるようになったと聞いた。
 次回手続きは2年後であるが、その遠隔操作の確認のため山口支所を訪ねた。支所カウンター前にパーテーションで仕切られた二つのブースがあった。入口の張り紙には「当ブースは、支所で取り扱っていない業務をテレビ電話を通して市役所担当課と相談や手続きができる窓口です」と書かれていた。
 ブースのデスクにはPCとカメラ付きモニター、マウスに相当する操作機、プリンター等が設置されている。モニターのトップ画面には、このブースで対応可能なメニューが表示されている。「有料道路障害者割引」「固定資産税」「保育所入所」「認可地縁団体」「市民税申告・減免」の4っつだが、有料道路障害者割引と固定資産税以外は「準備中」の表示がある。
 試しに有料道路障害者割引の表示枠をタッチしてみると、電話のコール音が鳴り、担当者を呼び出している。慌てて再度タッチしてコール音を止めた。これで大体の手順が推測できた。利用者はモニター越しに本庁の担当者と対話しながらPC操作をして手続きを進めるのだろう。車検証や障碍者手帳等のチェックが必要な書類はスキャンしてプリンターでデータ送信するのだろう。いずれにしろ最低限のIT知識は欠かせない。当面は利用者は限られるだろうが、個人的にはありがたい環境として歓迎した。