市の防災マップ2022年05月13日

 市の「防災マップ」がポスティングされていた。新聞紙サイズの裏表6頁の紙面を四つ折りしたカラー版のマップである。災害情報満載のかつてない力の入った保存版リーフレットに驚いた。紙面構成も良くできている。①危険を知る②情報を入手③避難を計画④備蓄等の準備、という「流れ」で市民に防災の備えを促す構成である。
 災害を「洪水・土砂災害」「高潮」「津波」に分類し、それぞれについて前述の「流れ」が記載されている。
 このマップで何といっても興味深いのは「自宅周辺の災害時の危険情報」である。船坂地区を除く山口地区のハザードマップで目につくのは、南北に流れる有馬川沿いの縦長のエリアの「洪水」浸水想定区域である。ただその区域は最も危険度の低い薄い黄色で表示されている。それ以外では「土砂災害」の危険地区が狭いエリアで10か所あまりが茶色で表示されている。丘陵地を切り崩して開発された北六甲台は岩盤がしっかりしているのか有馬病院周辺のエリアが茶色に表示されている以外は特に危険はなさそうだ。
 それにしても防災問題が地域住民にとって気がかりな課題になりつつある中で、啓発効果としても本格的なビジュアルな防災マップの発行はタイムリーな対応に思えた。