高齢者あんしん窓口を訪問取材2012年07月31日

 昨日の朝、社協の広報紙の取材で市の「山口地域包括支援センター(愛称は「高齢者あんしん窓口・山口」という)」を訪問した。朝10時に広報部責任者と二人で地元総合病院の建物の一角にあるセンターにお邪魔した。センターには主任ケアマネージャー、社会福祉士、看護師の三人の職員が常勤されている。社会福祉士さんはお休みだったが、お二人から早速お話を伺った。
 従来、塩瀬と山口を包括した北部地域包括センターが名塩さくら台にあり、山口にはそのブランチ(支所)として「高齢者介護支援センター」があった。それが今年の6月1日付けで独立の包括支援センターに格上げされた。その背景には山口地区の高齢者人口がセンター設置の目安である3千人を超えたことがある。その結果、常勤職員も一人から三人に増え、場所も同じ病院施設内ながら道路沿いの外部向きに移動しスペースも広がった。設備や備品も一新された。
 従来の機能に加えて、新たに「介護予防のプランづくり」や「高齢者虐待問題の対応」ができるようになった。担当別の役割は次の通り。
■主任ケアマネージャー:介護プランの作成。介護保険全般の相談。ケアマネージャーのサポート
■社会福祉士:高齢者の権利擁護や虐待問題全般の相談。センター業務全般の講演や広報。
■看護師:高齢者の健康予防(山口センターで実施の元気アップ体操のサポート等)。地域に出かけての高齢者の健康相談活動。
 最後に責任者からぜひアピールしておきたい点を訊ねたところ、「山口での高齢者あんしん窓口の発足がまだまだ認知されていないので是非多くの住民に知ってほしい。その上で、お年寄りのことでわからないことやチョッとしたことでも、気軽に相談してほしい」とのことだった。
 発足直後のセンターのアナウンスとしては今回の取材は絶好のタイミングだったようだ。民生委員という立場からも、本来知っておくべきセンターの役割が良く分かった。