現役同期のOB会2012年08月09日

 昨日の12時前から17時までのたっぷり5時間余りを、難波のカラオケ店で過ごした。カラオケを歌いまくっていたわけではない。現役生活を共に過ごした会社の同期入社のOB会だった。12人の仲間が顔を揃えた。会場は、地下鉄なんば駅前の一等地にあるジャンカラ難波本店だった。名前と連絡先を書いてシニア会員になると30分100円の低利用料金でソフトドリンクが飲み放題のサービスが付く。
 今回初めて参加したが、この会場でのOB会は2回目だという。カラオケは誰もやらない。ひたすら飲んで食べてしゃべりあう懇親会だ。都心の便利な場所でリタイヤオヤジたちがたっぷりある時間を低料金で思う存分過ごせるという見事な会場選択だった。なるほどカラオケ店のこんな使い方があるのかと幹事の企画力に感服した。
 20人定員ほどの部屋に入り、早速、ビールや焼酎やつまみを注文する。生ビールのピッチャー1300円、焼酎720mlボトル1900円、枝豆、フライドポテトなどのおつまみ類280円と至ってリーズナブルである。しばらく自由に歓談した。真っ先に話題になったのは、やっぱり各自の大病自慢だった。この歳になると重い病を乗り切った者ほど敬意を払われる。そんな話題の延長線上で先に逝った仲間の情報交換があった。80人ほどの同期入社者の内、物故者は4人だった。「結構、生存率は高いんとちゃうか」などと納得したりする。
 遅刻者も揃ったところでひとりひとりの近況報告となる。気のおけない仲間内の集まりである。呑んだ勢いも手伝って報告者の発言にあちこちからツッコミが入る。そのつど脱線して長時間の近況報告となった。脱線とツッコミはオバサントークの専売ではなさそうだ。5時間もの歓談を終えて予約時間終了のゴングが鳴った。清算すると思う存分飲み食いした割にひとり3000円とビックリするような安さだった。親しかったメンバー5人ほどで近くの居酒屋で二度目の乾杯をした。久しぶりに会った「同期の桜」としたたかに呑んで、夜8時半頃に何とか我が家に辿り着いた。