社協で安心キット導入のタタキ案提案2013年04月26日

 一昨日夜、社協分区の定例執行部会に出席した。前回会議で安心キット導入のテーマについて迅速な導入を提案し、私からタタキ案を提出することが確認された。
 安心キット(救急医療情報キット)は、かかりつけの医療機関や緊急連絡先などを 記入した用紙や保険証のコピーを筒状の容器に入れて冷蔵庫に保管しておき、緊急時に救急隊員に簡単に見つけてもらって迅速な搬送に役立ててもらうためのツールである。全国の自治体で導入が広がっており、西宮市でも社協によるモデル地区での実験導入が進められている。
 作成したタタキ案をもとに10数名のメンバーに説明した。最初に私たちの町の高齢化率が22%という超高齢社会を迎えており、高齢者の見守り環境の整備が急務であることにふれた。次に現状の見守り環境の制度や間接的な見守りである高齢者交流の場の問題点を指摘した。地域で誰を見守らなければならないのか個人情報保護の壁もあり把握できていないこと。民生委員1人当たり200人以上の高齢者を担当し個別フォローの限度を超えていること。災害時に自力避難が困難な人の安否確認の仕組みがないこと。高齢者の間接的な見守り環境である老人会への加入や憩いの家利用やふれあい喫茶参加などが低調で固定化していることなどである。
 安心キット導入は、そうした見守り環境の整備に向けた地域の取組みの第一歩である。そのため関係組織(社協分区、老人会、民生委員、市社協分区担当者)の代表者による「導入準備会」を設置し、そこで「声掛け対象者の特定、声掛けの方法、応募者へのキットの配布方法、緊急情報の管理と更新の方法、導入スケジュール」などの課題の原案を作成する。原案を関係組織で検討の上、最終計画を策定するといった内容を提案した。
 提案は概ね賛同され、早急に準備会を設置すること確認された。高齢化問題の第一歩を踏み出した。

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