春の里山の風景2013年04月25日

 雨上がりの早朝の散歩道である。草木の先に宿った露が朝日を浴びてキラキラと瑞々しく輝いていた。透明の高い空はどこまでも青く澄渡っていた。
 有馬川の土手道の愛宕橋袂までやってきた。ふと気が向いていつもと違う道を辿ることにした。名来神社北側の林に分け入った。かすかに杣道が北に向かって残っている。雨水に濡れた枯葉の覆う初めての道をシャキシャキと進んだ。これぞ里山という風景の小さな棚田が頂き付近に出た。すぐ傍のれんげ畑を囲む畦道を伝った。
 ようやく歩きなれたいつもの舗装路の農道に合流した。有馬川土手道と旧丹波街道を結ぶ小路である。コバノミツバツツジの鮮やかな紫がかったピンクが目に飛び込んだ。今は盛りと咲き誇っている。朝露に濡れた花弁が何とも美しい。
 心地良い春の里山の風景を愉しんだ。

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