高齢者実態調査とちょい呑みオヤジ会の潜在的ニーズ2015年10月13日

 民生委員の高齢者実態調査の訪問がほぼ一巡した。65歳以上の高齢者対象だが、玄関先での応答相手が年々男性が多くなってきた。リタイヤ後年数を経るに従い在宅時間が増えてきたことの証左なのだろう。
 リタイヤオジサンたちと会話を交わしながら、脈ありと思える方にはちょい呑みオヤジ会のお誘いをしている。事業経営の一線を退き地域に関心を寄せている方、長く少年野球コーチのボランティアを続け数年前に奥さんを失くされた後も好きな旅行を楽しんでいるアクティブな方、長く勤めた福祉施設の責任者を先日リタイヤし老後の過し方を考慮中の方、自営業で忙しい毎日ながら迫られている事業始末後の地域との関わりを模索中の方、数年前に自治会三役を経験し地域との繋がりの復活を願っている元大学教員だった方等々。オヤジ会参加に前向きな意向を聞かせて頂いた方々だ。
 今年1月に13人のメンバーでちょい呑みオヤジ会を発足させた。以来2カ月に1回のペースで会を重ね参加者も徐々に増え、現在は24名を数える。10数名が限度の会場の事情や参加者ニーズの分化もあってグループ分けした。奇数月開催の呑み会重視の居場所グループと偶数月開催のボランティア活動重視のグループである。
 高齢者実態調査でリタイヤオジサンたちと会話を交わす機会が増えるに従い、ちょい呑みオヤジ会という引き出しがあることのありがたさを痛感した。呑める方とは一気に話題が盛り上がる。リタイヤ後の地域との繋がりを考えるもののその糸口をつかめないオジサンたちの地域での呑み会の潜在的ニーズの大きさも窺えた。