晩秋の二つの風景2015年10月22日

 最近の早朝ウォーキングは住宅街のコースが多かった。今朝は久々にいつもの定番コース・有馬川北上コースを歩いた。
 印象的な風景が住宅街の高台から目に飛び込んだ。有馬川と中国道の南西に広がる造成したばかりの広大な更地だった。更地に隣接した有馬川との間には建築されて間もない賃貸集合住宅が建っている。古くから農村の田園を保ってきた地域だった。悠久の眠りから覚めて開発の槌音が広がる風景をほろ苦い気分で眺めた。
 有馬川を北上し名来橋の袂を東に向かった。来月の公民館講座の散策コースの様子を見ておきたかった。旧丹波街道との合流地から道場平田の方向を眺めた。借り入れを終えた棚田沿いの旧街道の脇に二本の老木と柿の木が見えた。古来から変わることのない悠久の風景が静かに横たわっていた。