出身企業の労組委員長、副委員長の送別会2015年10月16日

 昨日、久々に大阪に出かけた。出身企業の労組委員長、副委員長の退任送別会に出席するためだ。永年に渡ってリーダーとして牽引してもらったお二人だ。新執行部の呼びかけに労組の社員、パート、嘱託の各組織の役員OBたち50人余りが参加した。
 会場は、労組の結成大会を開催した桜ノ宮公会堂近くのホテルだった。5つの円卓に懐かしい顔ぶれが陣取った。正面の一段高い舞台には今日の主役お二人の席が設けられている。委員長は55歳の男性、副委員長は50歳女性である。それは新郎新婦の披露宴を思わせる演出だった。この晴れがましい舞台席ではどう考えても主役のお二人はこの席を温めるわけにはいかない。宴席中はせっせと円卓巡りをさせるための主催者の粋な陰謀であったと合点した。
 参加者の一人に1年前に執行委員を退任した30代の女性がいた。聞けば年内にも会社を辞めて沖縄に移住をするという。趣味だったスキュバダイビングのメッカでの生活を決断したとのこと。背水の陣でラストチャンスをものにするために両親を説得したようだ。親御さんには申し訳ないがこんな女子が出てきたことを歓迎し、エールを送った。競争に明け暮れる苛烈な都会生活に見切りをつけ大自然に包まれた里山・里海生活を選択する若者たちが増えているという。
 こんなエピソードにも遭遇しながら送別会が14時過ぎに終了した。更に2時間ばかり同じ会場のカフェに席を移した二次会にも参加した。久々の大阪での昼酒に覚束ない足取りで17時過ぎに帰宅した。