山口地区介護者の会での収穫2015年10月14日

 昨日、山口公民館で開催された「あんしん窓口山口」主催の介護者の会に参加した。介護者お二人というさびしい会合だったが、今回初めて旧山口地区からの介護者の参加があった。あんしん窓口のセンター長の知人ということでの参加だったようだ。旧地区は地域の地縁・血縁の繋がりが強く、それだけに介護の苦労を分かち合うという風土は馴染まないものがあるのかもしれない。
 個人的には二つの収穫があった。介護者お二人ともに介護している方が認知症を患っておられることもあって認知症サポートの在り方が中心テーマになった。認知症徘徊者の見守りや発見の困難さに話題が及んだ時、あんしん窓口の若い女性スタッフから市の「徘徊高齢者介護支援サービス」の事業を教えてもらった。http://www.nishi.or.jp/contents/0001963500030001700351.html GPS機能を使った徘徊者の居場所特定サービスである。
 もうひとつは、同じスタッフからだされた「認知症対応型デイサービス事業」を実施する施設が山口地区にないという声だった。確かに認知症患者のデイサービスは通常のデイサービスとは違った対応が求められるのだろう。その対応が可能な施設への潜在ニーズはかなり高い筈だ。幸い福祉ネット北六甲には精神疾患専門病院とその系列の特別養護老人ホームがオブザーバー参加してもらっている。いちど相談してみたいと思った。
 福祉ネットにとっての認知症地域サポートというテーマに即した新たな課題を発見した。