鴨の水掻き2019年06月09日

 初夏の日曜朝の散歩道である。国道沿いの民家の立ち並ぶ一角に辛うじて残された水田がある。この付近では日頃は見かけることのない鴨が二羽、田植えを終えたばかりの水田でたむろしていた。水面に浮かんで優雅に漂っているかに見える。よく見ると水面下では絶えず水掻きをしている様子が窺えた。
 気楽な朝の散歩を楽しんでいる風情の小生も、頭の中では直面している厄介事の対応が絶えず去来している。まさしく「鴨の水かき」である。

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