地域活動の新たな分野での出会い2022年05月11日

 最近、これまでの地域活動ではご縁のなかった方お二人との出会いがあった。おひとりは乳幼児のお子さんを持つ若いお母さんである。地区社協の子育てサロンの常連でママさん仲間と食育の活動をされている。地区社協に食育をテーマとした映画上映会のお手伝いを依頼されたことがきっかけだった。地区社協の広報紙に上映会の報告記事を依頼したことから一気に距離が縮まった。子育て世代との交流が希薄な地区社協にとっても貴重な人材である。新たな分野のつながりを大切にしたい。
 もうひとりは住宅街の中心地周辺の店舗で絵画教室を運営されている50代後半の女性である。地域交流拠点がらみでお店を訪ねて懇談した。交流拠点のイメージや地域交流の在り方等で意気投合した。絵画教室についてもHPやフェイスブックやブログを駆使して情報発信されている。そのITスキルは素人ながら中々のものである。絵画を通じて子供たちの感性を育てたいとの思いも伝わる。
 地域活動を通じて様々な方との出会いがもたらされる。それがまた地域活動に一層力が入る励みとなる。

子どもたちの認知症講座と地域交流2022年05月12日

 先日、このブログで「認知症こどもサイト」を記事にした。こどもたちが認知症の人と出会った時、どのように接すればよいかを考えてもらうためのサイトのようだ。
 誰でもなりうる病気である認知症は、子どもたちにとっては家庭の祖父母だけでなく父母との関係でも接する可能性もある。街角で目にする場面もあるだろう。そんなこどもたちに認知症をありのままに正確に理解できる機会は貴重である。
 子育て中の父母たちの世代には、認知症は身近でも切実でもない。それだけに認知症を理解するための情報収集や研修参加には消極的だろう。ところが我が子が学校で認知症の勉強をし、そのことをじいちゃんばあちゃんを念頭に帰宅後に話題にしたらどうだろう。実家の父母に起こりうる問題として認識を新たにするのではないか。
 今、学校運営は教職員不足やコロナ禍対応等に加えて、いじめ問題、不登校等の課題を抱えて深刻な状況を迎えている。コミュニティスクール構想はそんな学校運営に地域支援の新たな枠組みを想定し、その具体化を求めたものといえよう。”地域丸投げ”の批判もないではない。
 他方で地域の抱える認知症サポートという課題を学校運営にも織り込むことが必要ではあるまいか。学校運営への地域の積極的な支援だけでなく地域課題の学校運営での受止めという双方方向の枠組みこそがコミュニティスクールの姿と思う。

市の防災マップ2022年05月13日

 市の「防災マップ」がポスティングされていた。新聞紙サイズの裏表6頁の紙面を四つ折りしたカラー版のマップである。災害情報満載のかつてない力の入った保存版リーフレットに驚いた。紙面構成も良くできている。①危険を知る②情報を入手③避難を計画④備蓄等の準備、という「流れ」で市民に防災の備えを促す構成である。
 災害を「洪水・土砂災害」「高潮」「津波」に分類し、それぞれについて前述の「流れ」が記載されている。
 このマップで何といっても興味深いのは「自宅周辺の災害時の危険情報」である。船坂地区を除く山口地区のハザードマップで目につくのは、南北に流れる有馬川沿いの縦長のエリアの「洪水」浸水想定区域である。ただその区域は最も危険度の低い薄い黄色で表示されている。それ以外では「土砂災害」の危険地区が狭いエリアで10か所あまりが茶色で表示されている。丘陵地を切り崩して開発された北六甲台は岩盤がしっかりしているのか有馬病院周辺のエリアが茶色に表示されている以外は特に危険はなさそうだ。
 それにしても防災問題が地域住民にとって気がかりな課題になりつつある中で、啓発効果としても本格的なビジュアルな防災マップの発行はタイムリーな対応に思えた。

オヤジ会の会場探し2022年05月14日

 コロナ禍で2年3カ月に渡って休会していたちょい呑みオヤジ会を10日後に再開する。従来お世話になっていた会場のカフェは、マスターが亡くなったり店舗の老朽化等の事情で使用できなくなった。再開にあたってはとりあえずは従来、年一回の「全体会」で使用していた結婚式場の「サンパレス六甲」での会場を確保した。
 とはいえ、次回オヤジ会では今後の会場についても具体案を提案しなければならない。想定できる会場は、同じ住宅街の中にある日本料理の店である。ただカフェとは格段にレベルの高い料理屋さんである。はたして会費や運営面で従来のオヤジ会に近い運営が可能かどうか。
 オヤジ会の世話人3人で下見と試食を兼ねてそのお店に出かけた。お弁当形式の会食を想定して事前に2500円前後のお弁当を予約しておいた。会食中に40代の若い店主さんと商談?した。民生委員の担当地区のお店でもあり亡くなったお父さんとの関りで何度かお話していた。そんな背景もあって驚くほどスムーズに話がまとまった。従来のオヤジ会の運営に近い形での会食懇親会ができそうだ。

多忙な一日2022年05月15日

 朝から丸一日、多忙な一日だった。10時から地域交流拠点の検討委員会があった。想定外の展開があり、今後の対応に追われることになった。12時前に会議を終えて帰宅し、昼食を済ませてコープ西宮北に向かった。
 コープ1階に設置してある市の健康ポイント事業の体組成測定機で月一回の測定を行った。懇意の店長と出合って、五日後のコープサークル主催の落語会を紹介された。組合員集会室で開催され、入場料千円で噺家・桂吉弥さんの落語が楽しめる。早速チラシのQRコードでスマホから予約した。1時からは店頭で地区社協の日本赤十字の街頭募金活動に1時45分まで参加した。
 帰宅後には、8日後に開催されるちょい呑みオヤジ会の会場スタッフとの打合せや参加者宛の連絡メールやレジュメ作成に追われた。
 夕食を済ませ、夜7時からは地元自治会の班長会議に出かけた。約30名の班長を前に「環境変化と自治会・地区社協の役割」をテーマに15分間話をさせて頂いた。福祉ネット設立以降、自治会との関係が深まり、7年前から年度初めの第1回班長会議で話をする機会を頂いている。少子高齢化が進行するなかで我が町がどんな問題を抱え地域でどう対応しているかを、初めて自治会役員になった方が多い皆さんに伝えられる機会は貴重である。
 7時半には帰宅し、晩酌をしながら忙しかった1日の寛ぎのひと時を過ごした。

再開後のオヤジ会運営の見直し2022年05月16日

 コロナ禍で休会していたちょい呑みオヤジ会を2年3カ月ぶりに再開することになった。この間、様々な出来事があり、オヤジ会運営も幾つかの見直しが必要だった。
 第1点は、会場変更である。従来の会場だった住宅街のカフェがマスターの死亡と建物老朽化で取り壊されることになり会場変更を迫られた。これについては同じ住宅街の近隣の日本料理のお店に打診して従来通りの運営に近い形で開催できるメドがついた。
 第2点は、会費の値上げである。従来は2800円で軽食付きの数品目の料理プラス吞み放題だったが、グレードの高い料理屋さんへの会場変更では現状の会費は無理がある。値上げをお願いするしかない。
 第3点は、昨年急死された世話人のおひとりの後任の人選が必要だ。これについても従来から運営を積極的に手伝って頂いていた方にお願いできそうだ。
 第4点は、会員名簿の再確認である。休会前の休眠会員を除く実質会員は28名だったが、再開後は30名である。この間お二人が亡くなり、お一人が遠方の施設に入所されたが、他方で新たな入会者や休会者の復帰があったりして微増している。
 第5点は、グループ分けの廃止である。従来は会場スペースの限界もあり、ボランティアグループと呑み会グループに分けて偶数月と奇数月に開催していたが、新たな会場は最大20名余りの参加が可能であり、グループ分けは必要なくなった。
 以上の見直し内容を、次回の再開第1回のオヤジ会で提案し、確認して頂くことになる。

介護者の会は”おひとり様の会”2022年05月17日

 月一回の介護者の会があった。現在登録メンバーは6人である。亡くなられたり施設入所だったりしてメンバーは減少気味である。そんな中で今回は4名の方の参加があった。おひとりは初参加だった。サポーター4人を加えて8人の歓談だった。
 参加者のおひとりは4月に介護中のご主人をなくされたばかりだ。生前のご主人の遺影写真を持参された。写真を前に皆でお別れした。6年に及ぶ介護の果てのお別れに奥さんの想いが偲ばれた。
 ご主人が施設入所の方を含めて、参加者は全員おひとり様である。介護を卒業された方が殆どだ。介護者の会というより”おひとり様の会”というのが実態に近い。介護を終えてむしろ「おひとり様」になったこれからの過ごし方の困り事や相談事が大変である。そんな悩みが交流できる”つどい場”でありたい。
 介護者の会という性格に加えて、介護卒業者の「おひとり様の会」の性格も発信し、新たなメンバーの参加を促したい。

改訂版「認知症サポートべんり帳全市版」2022年05月18日

 3年前に福祉ネットで「認知症サポートべんり帳・地区版」を市内で4番目に作成した。その時に一緒に作成しながら支援をしてもらったのが北部担当の認知症地域支援推進員さんだった。
 先ごろその推進員さんから講座案内をもらい、そのやり取りを通じて、べんり帳全市版の改訂版が完成したことを教えられた。早速ネットでアップされた改訂版に目を通した。内容は確かに大幅に刷新され、非常に分かりやすく、見違えるように良くなっていた。頁数も6頁から11頁と大幅に増え、その分だけ情報も多くなっている。
 特に、「予防」「気づき~軽度」「中等度」「重度」といった症状の進行に応じて暮らし方や利用できるサービスを事例風に紹介した「道しるべ」は良くできている。あらためて認知症サポーター養成講座の自作のテキストに織り込んだ。

認知症つながり推進員2022年05月19日

 西宮市には2名の認知症つながり推進員(認知症地域支援推進員)という専門職がいる。市内を南北に分けて分担されているようだ。
 主たる活動は①認知症の市民への啓発②地域の認知症支援活動のサポート③関係機関や団体の連携④若年性認知症の方と家族の個別支援のようだ。北部担当の方とは、認知症サポート便利帳・地区版の作成を通じて予てから懇意である。
 この1月に認知症サポーター養成講座の講師資格であるキャラバン・メイトになって何かとメールのやりとりが続いている。私のオリジナルの講座テキストの添削を依頼したり、認知症関係の最新情報を伝えてもらったりとお世話になっている。
 直近のメールでは、地域でのキャラバン・メイトの交流会の開催を打診した。北部地区か山口地区の交流会ができればテキスト交換や経験交流を通じて貴重な情報が得られるのではないかと思っている。特に北部地区は全市レベルとは違った地域特性がある。そうした点を折り込んだキャラバン・メイトの活動を学びたい。

コープの集会室で落語2席2022年05月20日

 一週間ほど前に街頭募金活動でコープの店を訪ねた。そのさい店内で旧知の店長と遭遇し、思わぬ誘いを受けた。なんと!コープで落語が上演されるので良ければ申し込みをとのことで案内チラシを貰った。
 19日18時から3階の組合員集会室で定員25名で桂吉弥さんとその弟子による入場料千円のプチ寄席である。早速、スマホでチラシ掲載のQRコードから予約した。
 当日、10分ほど前に会場に着いた。きっちり定員の25席の椅子が並べられ、正面には幕が張られその前にテーブルを赤幕で覆って座布団が置かれた高座?がしつらえてある。18時には25席が予定通り満席になった。
 前座の桂弥太郎さんの落語が始まった。題目は馴染みの「時うどん」である。それなりにこなれた所作で楽しめたがどこかゆとりのなさが気になった。15分の前座の噺しを終えていよいよ吉弥さんの登場である。
 吉弥さんがいかにも不安そうに急ごしらえの高座に上る。これをネタに噺しが始まる。3階席で観劇した藤原直美公演の話題を中心に巧みな「枕」で観客を楽しませる。ツボを心得たその話しぶりはさすがである。演目はこれも聞いたことのある「青菜」である。仕事先で隠居に酒の相手をした植木屋が、そのやり取りを家で友人の大工を相手にやってみるという噺である。後半の植木屋が女房相手に繰り広げるやりとりが巧みな話術と所作で楽しめた。
 19時にきっちり1時間のプチ寄席が終了した。珍しい会場での落語2席を味わって帰路に着いた。