一本のヒマワリの存在感2015年07月13日

 早朝の散歩コースの一角である。住宅街と丘陵地の間に市民農園が横たわっている。恐らく同じ住宅街に在住する住民なのだろう。夏場の早朝のこの時間帯に何人もの方が畑仕事を楽しんでいる。
 農園手前の歩道から最も遠い丘陵の麓に黄色い点を見つけた。丘陵の濃い緑の林を背景に鮮やかな黄色が浮かんでいた。デジカメでモニターしてズームアップした。一本ぽっきりの大きなヒマワリが毅然としたたたずまいで仁王立ちしていた。黄色い点の正体はそのてっぺんに咲いた一輪の花だった。
 初めて目にしたその姿の存在感に圧倒され、神々しさに打たれた。