二ヶ月ぶりに花ちゃんがやってきた2016年05月02日

 昨日の朝9時過ぎである。待ちに待った花ちゃんが両親と一緒にゴールデンウィークを利用して我が家にやってきた。娘に抱かれた花ちゃんが車から降りてきた。車から荷物を降ろすのが気になっていたのか娘がすぐに待ち構えたじいちゃんに花ちゃんをバトンした。これが大きな間違いだった。
 10日ほど前に大津の娘夫婦宅を訪ねて花ちゃんと再会した。寝っ転がっている花ちゃんに近づいて覗きこみながら話しかけた。徐々にじいちゃんの記憶がよみがえったのか段々になついてくれる。なんといっても生後5か月半の赤ちゃんである。ならし運転は不可欠だったのだ。
 突然、ヒゲじいちゃんに抱っこされた花ちゃんは一瞬の間を置いて火のついたように泣きだした。最悪の再会だった。慌てて娘に渡した途端に泣き声がトーンダウンして泣き止んだ。四六時中慈しんでいる母の愛には逆立ちしても敵わない。
 家に入って落ち着いてからジックリおしゃべりを始めた。あっという間になついてくれる。この時期の乳児の成長ぶりはどうだろう。10日ばかりの間に色んなことができるようになっている。何度も仰向けから俯せの寝返りを繰り返す。そのつど大人たちが手を叩くとうれしげににっこり笑ったドヤ顔を見せる。
 昼食の予約を近くの有馬川仁木家に入れた。個室であれば花ちゃん連れでも食事ができる。連休とあって半ばあきらめ気味の予約だったが運よく個室が1室空いていた。12時から1時間余り空き室の原因とおぼしき隣の部屋の大勢の子ども連れの話し声を聞きながらランチした。ベビーカーで眠っていた花ちゃんが終盤になって起きてきた。途端にテーブルの主役は花ちゃんとなる。むずかることもなくベビーカーに付けられた玩具を相手に無邪気なパフォーマンスをしてくれる。
 5日ばかりの花ちゃんと一緒の至福のひと時が訪れた。