「善意の日のつどい」の収穫2019年06月05日

 この時期に毎年開催される市社協主催の「善意の日のつどい」に地区社協執行委員のオジサン3人で出席した。 フレンテホールで開催された式典では今年も大勢の個人・団体が市長表彰等を受賞された。
 今回の参加で、ある収穫があった。受付で渡された資料の中に式典後の講演用のパンフレットがあった。学校法人生野学園理事長による「子供達の未来を輝かせたい」というテーマの講演である。生野学園の紹介用のパンフレットに注目した。
 生野学園は不登校を経験した生徒のための学校である。建学の精神「自然出立(じねんしゅったつ)」が「心の自然に立ち返り、自由と伸びやかさを取り戻そう」と紹介されている。その精神に沿って、「週末は帰宅する全寮制」等の様々な生徒の生活と学習の過し方が準備されている。パンフレットには「不登校という自分を見つめ発見する天与の機会を、親御さんも含めてかけがえのない機会となるべく出会いや体験を積み重ねる」等の心に響く言葉が記載されている。
 いじめ等の要因で不登校になる児童は家族がオープンにしずらいこともあり実態は予想以上に多いのではないかと思う。いざそうした事態に陥った時の本人や家族の対応の困難さと苛酷さは想像を超えるものがあるだろう。そうした家族にとって30年の歴史を持つ専門的な環境を備えた全寮制の中学・高校への入学は有力な選択肢のひとつだろう。
 地区社協は今年から本格的に新たな子育て支援の取組みに着手した。民生委員の児童委員というもうひとつの役割からも子育て支援のひとつのテーマに「不登校問題」があることに思い至った。生野高原パンフレットはそうした取組みや相談の貴重な引き出しのひとつになるだろう。

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