もてもて?花ちゃん2019年06月12日

 いつものようにタブレット越しに花ちゃんとおしゃべりしていた。そばで母ちゃんが花ちゃんとお話ししながら耳寄り情報を伝えてくれた。「花は男の子のお友だちからお手紙とプレゼントをもらったんやな~」「うん、ヒナタ君とシユウちゃんからプリキュアシートもらった」。母ちゃんが教えてくれた。「時々顔を合わせる保育園の一つ年上の男の子のお母さんが家に訪ねてきてお手紙とシートをもらった。お手紙にはお母さんが『いつもウチの子が花ちゃんと遊んでもらって喜んでいます。花ちゃんがお気に入りのようです。これからもよろしく』と書いてあった。保育園の先生も『花ちゃんは男の子に人気があるんですよ』と言ってた」。
 楽しい情報に気を良くしたミーハーじいちゃんが興味本位に訊ねた。「花ちゃんの好きな男の子は誰かな~」。即座に答える花ちゃん。「ユウマ君!」。ヒナタ君とシュウちゃんはタイプではなかったようだ。

小規模多機能自治って何?2019年06月13日

 知人のFacebookをチェックしていて気になる記事を見つけた。小規模多機能自治推進ネットワーク総会のレポートだった。「小規模多機能自治」というキーワードが私の問題意識のセンサーに反応した。早速ネット検索して以下の情報を得た。
 【小規模多機能自治とは】 小規模ながらも、様々な機能をもった、住民自治の仕組み。 言い換えると、概ね小学校区 域において、目的型組織や地縁型組織等のあらゆる団体が結集し、地域課題を自ら解決 し、地域運営を行う仕組み。 公民館等拠点施設も有する。
 更にネット検索して実践事例の情報を探ってみると、島根県雲南市の事例を見つけた。雲南市は私の現役時代にゆかりのある町で何度も足を運んだ。前記の小規模多機能自治推進ネットワークの事務局も担当し中心自治体のようだ。雲南市の取組みを分かりやすくまとめたサイトがあり、大いに参考になった。https://matome.naver.jp/odai/2141670844519902101
 福祉ネットの今後の役割機能の在り方は重要なテーマである。小規模多機能自治という考え方はそのヒントを提供してくれそうだ。

クリニックの診察台で思ったこと2019年06月14日

 キーン、シュー・・・・。耳に入ってくるのは耳障りな金属音と空気の吸引音の絶え間ない物音だった。倒された診察台に仰臥して目をつぶるしかない状態だった。
 住宅街の歯科クリニックの診察室である。入歯の不具合で一週間おきに通っていた。一定の期間を超えると歯ぐきが痩せて入歯とのかみ合わせの不具合が生じる。場合によっては入歯そのものの交換という事態になる。そんな事態を迎えていた。
 加齢とともに医者通いが増えてくる。診察券の枚数ばかりが増えてくる。今のところは医者通いで済んでいる。何年か後には施設通いが加わるのだろう。じたばたしても始まらない。ウォーキングやらストレッチやらで可能な範囲で健康の予防維持に努めよう。
 物思いにふけるしかない診察台に仰臥してとりとめもなく物思いにふけった。

コミュニティ交通の模索2019年06月15日

 今年度初めての山口地域活性化推進委員会が開催された。4年前に山口の10自治会と14地域団体をメンバーとして発足したオール山口の組織である。地区社協会長就任以降、欠かさず出席している。
 取り組み内容は大きく3つある。第1に毎年11月開催の「にしのみや山口アルキナーレ」の取組みである。第2に山口地域コミュニティ交通検討委員会の報告である。第3に自治会中心に集約化される市、県、警察への公共要望提出の報告である。
 今回、個人的にコミュニティ交通の検討経過の内、以下の点の報告に注目した。
 ①高齢化の進行に伴い周辺地区でも生瀬、名塩、有馬、八多で運行が始まったり、立上げの検討に着手している。
 ②成功事例と言われる生瀬のコミバスは宝塚方面への巡回路線で地域がまとまれる環境があったが、山口の場合は名塩、岡場、有馬、三田と多方向のニーズが想定されその点の困難さがある。
 ③コミュニティバスの運行には足の利便性確保という点だけでなくバス車内での会話を通じたコミュニティ機能がある。
 高齢化に伴う足の確保の方策には幾つかの視点がある。カーボランティア、オートドライブの進捗、カーシェアリング、スマホアプリ活用の有償移送サービス、そしてコミュニティ交通等である。多面的な検討による地域の実情にあった方向性の見極めと選択が課題となる。

山口苑のバザー2019年06月16日

 特養・山口苑のバザーが開催された。地域活動でも個人的にも関わりの深い介護施設である。地区社協のボランティアセンターからは日常的に施設ボランティアの皆さんが支援している。福祉ネットのオブザーバーであり、その関係でデイサービス運営推進会議の地域代表の委員を務めている。 山口苑の地域貢献活動の一環で映画ケアニンの上映実行委員会のメンバーとして支援した。個人的にも晩年を我が家で暮らした母がデイサービスを利用させて頂いた。
 そんなかかわりの深い山口苑であるが、なぜかこれまでバザーに参加する機会がなかった。午前中の福祉ネット役員会を終えて、今回は家内を誘って出かけた。1時前の苑内の会場は午前中の山場を越えたのか閑散としていた。面識のあるスタッフの姿ばかりが目についた。
 会場にはテーブルや陳列台に食品、雑貨、文具等に区分けされて多くの品物が並べられている。午前中の多くの来場者による購入があったようだ。通常からは破格の値段がついている。1時過ぎにスタッフが「今からついている値段から更に半額になります」とアナウンスがある。目の前には気になっていた焼酎のボトルが並んでいる。思わず手に取り購入した。家内も男物ソックスや孫娘用の玩具を購入した。
 バザーの売上は、昨年のケアニン上映会等の地域貢献活動に供されるという。今年も同様の計画がある。ぜひ完売してほしいものだ。

福祉ネットの総会&交流会2019年06月17日

 福祉ネットの第五回総会が開催された。代議員25名、オブザーバー&アドバイザー8名、来賓5名と合わせて38名の皆さんに出席頂いた。
 来賓代表で山口支所長に挨拶を頂いた。地域在住者の来賓挨拶は初めてだった。それだけに地域の実情と福祉ネットの役割を熟知した内容だった。「超高齢社会を迎えて地域力が問われている。関係組織の横断的な連携組織である福祉ネットの役割は大きい。在宅ケアや認知症取組みでの福祉ネットの役割を評価している。行政と地域の棲み分けと支え合いで少子高齢化の課題を克服したい」等のメッセージだった。
 議案審議ではお二人から提案と質問があった。提案は費用を地区社協が全額負担していることで独自の会計処理がない福祉ネットの会計の在り方について、年度始めに必要経費を地区社協から一括給付し、これを前提に収支を計上することで会計管理を行ってはどうか」というものだ。質問は「放課後の子どもの居場所づくりについての具体的内容は?」「子育て支援についてのPTA以外の連携先は?」というものだった。それぞれに当該課題について関係する所属組織代議員によるものだ。提案については「役員会で前向きに検討の上次回総会での具体化を考えたい」旨、回答し、子育て支援についての質問にも「地域での子どもの放課後の居場所の現状把握から始めたい」「子育てコンシェルジュや子育てサロン等、子育て支援に関わる様々な当事者との連携を想定している」旨回答した。こうした質疑を経て全議案が承認された。
 会場レイアウトを4テーブルの島に変更して後半の全出席者の交流会となった。代議員20名、来賓、オブザーバー、アドバイザーの参列者9名の皆さんに参加してもらった。着席番号を配布し4テーブルに代議員と参列者が交流できるよう工夫した。初めに参加者の自己紹介とコメントをお願いした。地域福祉に関わる様々な人の交流会である。それぞれの立場や役職からのメッセージが伝えられ、それだけで貴重な情報交換となった。その後各テーブルごとの自由懇談となった。
 3時半頃に司会者からの案内で市社協地区担当による閉会挨拶があった。総会50分、10分休憩後の交流会60分という絶妙の時間配分で総会&交流会が盛況裡に終了した。

有馬川を三田方面に歩いた2019年06月18日

 朝の散歩道である。いつもはまっすぐ進む新天上橋の袂を右に折れた。久しぶりに有馬川の土手道を北に向って田園風景に浸ってみようと思った。
 このコースでは必ず目にしたいスポットがある。土手道を突き進んで突き当り、竹藪の切れ目を右に折れたら一気に開ける景色である。隣町の神戸市北区平田地区の広大でのどかな田園風景である。
 ところが前回2年ばかり前に目にした景色からかなり様相を異にしていた。この時期にある筈の正面の水田は野草に覆われ見る影もない。農家の高齢化と後継者難の現実なのだろう。
 足元には竹藪の破竹が枯葉に覆われた地面からにょきにょきと突き出ている。誰も獲る人もないスポットで竹藪ばかりが縄張りを広げていく。

散歩道からの三田方面の景色の変貌2019年06月19日

 今日も早朝ウォーキングは、有馬川に沿って北に三田方面に向かった。土手道を名来神社横の愛宕橋を過ぎ、名来橋までやってきた。橋のたもとを右に折れて東に進むと旧丹波街道に合流する。合流地点には「旧丹波街道」の木製の道標が立っている。
 その手前の農道からの三田方面の眺めがお気に入りである。とりわけこの季節は農道北側の棚田が水田になってことのほか美しい。ところがこのスポットもまた大きく変貌していた。変貌の事情は二つある。目前の棚田のひとつがこの風景に似つかわしくない不気味な白いソーラーパネルの群れに覆われていた。もうひとつは遥か先に見えるこちらも白い帯状の構造物の出現である。完成後の新名神高速道が三田方面の明媚な景色を分断し目隠ししている。
 2年ぶりの懐かしい風景を愛でる筈の散歩道の風景が淡い失望をもたらした。

ポケモン卒業と散歩道のコース変更2019年06月20日

 早朝ウォーキングの定番コースを変更した。山口地区の集落を貫く旧街道を辿るコースから有馬川東側の土手道を三田方面に辿るコースに変更した。
 2年半以前には永く親しんだコースである。ところが2年半前からポケモンを始めたことでコース変更した。ゲームに欠かせないモンスターボールを手に入れるにはポケスポットに立ち寄らなければならない。ポケスポットは人通りの多い集落沿いに多い。そんな事情もあってのコース変更だった。何事も途中で投げ出すことに潔しとしない性質(たち)である。2カ月前にようやくレベル40という到達点をクリアした。
 しばらく惰性で従来コースの歩いていたが、三日前から思いついて昔の有馬川土手道を北に辿るをコースに戻った。歩いてみるといかにも懐かしく緑に包まれた安らぎを覚えるコースである。どこまでも有馬川のせせらぎがついてくる。鴨たちが遊泳する姿もまた癒される。
 ポケモン卒業が早朝ウォーキングのコース変更をもたらした。

社会福祉法人の人不足の深刻化2019年06月21日

 昨日、二つの社会福祉法人の評議員会に出席した。午前中は市社協の、午後は一羊会の評議員会だった。双方の評議員会で気になった共通点がある。深刻な人不足が事業の在り方にも影響を及ぼしかねない状況である点だ。
 市社協では、事業の大きな柱でもある育成センター事業が指導員の確保が難しく市への受託申請を絞りこまざるを得なくなっている。民営化が進むこの事業での市社協による受託はぜひ進めてほしいが人不足でそれが叶わない状況は残念というほかない。
 一羊会では北部地区でのグループホーム建設が人材確保の見通しが立たないことから延期せざるを得なくなっている。こちらも「親亡き後の問題」を抱えた障がい者家族にとってはぜひとも早期建設が望まれる事業である。
 いずれも各法人にとっての中軸の事業でありそれらが先細りしたり計画断念に追い込まれる事態はただ事ではない。他方で幼保無償化といった保育士不足に拍車をかける目先の人気取りとも見えるイージーな施策がまかり通っている。社会福祉に関わる人材の処遇改善が急務だ。その上で、法人自体も人材確保に向けて従来型の固定的な思考でなく柔軟で弾力的な人事処遇制度を用意し多様な人材層の発掘が必要ではあるまいか。