今日は地元中学の入学式という式典2009年04月09日

 昨日に続いて今日も入学式に参列した。自宅から徒歩20分の地元中学校である。地域の三つの小学校区をカバーする中学校だ。案内された来賓控室には昨日以上の人数が顔を揃え、地域の同僚民生委員をはじめ顔見知りも多い。
 10時に式場の体育館に案内された。昨日と違ってフロアの舞台前の半分を新入生用のパイプ椅子が並んでいる。後半分は父兄席だ。中学校の入学式ではさすがに父親の姿は少ない。二階席のカメラの砲列もない。考えてみれば小学入学から6年を経た父親たちだ。職場では応分に責任ある位置にいる人も多い筈。平日の入学式参列が困難な年代になっていると考えればそれも無理からぬことといえよう。
 二階席に陣取ったブラスバンド部の演奏で5クラス174名の新入生が入場する。参列者全員の国歌斉唱の後、新入生紹介と続く。クラス別に担任の先生がフルネームを読み上げ、ハイと返事を返して生徒が起立する。新入生が主役ということか、これだけに15分近い時間が費やされる。
 学校長が舞台の演壇から新入生たちを見下ろす形で式辞が始まる。やおら懐から式辞をしたためた書面を取り出し朗読しながらの式辞である。PTA会長一人だけだったが、来賓祝辞もあった。こちらも書面の朗読である。来賓紹介では各自「入学おめでとうございます」と言葉を添えるものの、さすがに新入生たちからの声を揃えた返礼の言葉はない。新入生代表の「誓いの言葉」、在校生代表の「祝いの言葉」と続く。いずれも書面の朗読である。参列者全員による校歌斉唱、校長からの1年生の担当教職員紹介で幕となる。形式重視のまさしく式典というべえき入学式が1時間丁度で終了した。
 昨日の小学校入学式との違いを感じずにはおれなかった。メインの校長挨拶は、小学校では同じフロアからのメモなしの語りかけだった。書面朗読中心の中学校の式典進行にどこか型に嵌った味気なさがあったことは否めない。対象者の年齢の違いへの配慮以上の何か大切な部分での違いを感じてしまった。

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