ソフトモヒカン2010年12月25日

 スペインツアーの旅友さんからツアー中のビデオ映像をDVDにして送って頂いた。貴重な思い出が詰まったありがたい映像だった。ただ日頃は目にすることのない自分の後ろ姿があちこちに映されている。いやでも目につくのは後頭部てっぺんの楕円形の禿げ模様だった。なんとも見苦しい。自分では見えないだけに愕然とするほかはない。
 今日、年始を控えて散髪に行った。リタイヤして以来、数年前に近所にオープンした大衆理容をもっぱら利用している(オヤジギャグの積りはない)。現役時代と違い散髪に身だしなみを整えるという高度なポリシーはもはや喪失している。見苦しくなければ良いという程度の動機しかない。勢い「早い」「安い」が「上手い」を押しのけて大衆理容に向わせる。
 大衆理容の難点は理容師を選べないことだ。行きつけの店には5人ほどの理容師がいる。当たり外れは結構ある。それでも出たとこ勝負で任せるほかはない。何しろ大衆利用料金なのだから。「どうしましょう?」と聞かれてハタと「後頭部テッペン禿げ」を思い出した。見苦しさは極力排除しなければならない。「後髪を思い切って深く刈り上げて!」。いつも通りなら後髪が濃い分だけてっぺんの禿げが目につく。後髪とてっぺんの境目をなだらかにするしか処方箋はない。その旨告げると「合ッ点だ!」とばかりバリカン操作が始まった。
 バリカン操作をしながら40歳前後の理容師が接客トークを始めた。「最近はソフトモヒカンという髪型も結構人気があるんですよ。左右と後の髪を刈り上げて頭の真ん中の髪を長く残すんです。若い人だけでなく年配のお客さんからも注文があります」。「面白そうやナ。考えとくわ」。ソフトモヒカンというキーワードをしっかり頭に刻み込んだ。本気モードなのです。今日のブログ記事にもするほどなんですから・・・。

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