名塩探史会2014年03月08日

 リタイヤ後のライフワークである山口風土記の次の展開が固まった。地元山口の風土記はほぼ語りつくした感がある。そんなことから昨年は山口町を含む旧有馬郡に視点を拡げた。昨年秋の山口公民館講座でのテーマは「有馬郡物語」だった。今年秋のテーマを担当の推進員さんと打合せ、隣町の名塩を取り上げることになった。そこで名塩の風土記関連の資料集めにかかっていた。
 そんな時、新聞に名塩の郷土史研究グループ「名塩探史会」が発刊した「名塩雑事記」という書籍が紹介された。名塩風土記執筆に格好の資料である。早速、記事に案内のあった申込み方法で注文(送料込み900円)し受け取った。
 名塩雑事記によれば、探史会は1969年設立で45年もの歴史をもった会である。郷土史の学習・研究と資料収集が主な活動のようだ。巻末には雑事記の編集員21名の名簿が記載されている。雑事記以前にも既に、その研究成果を「名塩の方言つづり」「なじおの年中行事」「名塩歴史散歩」など3冊の書籍として発刊されている。なかなかたいした郷土史グループである。
 山口町には名来地区に歴史研究会があるものの山口町全体の郷土史研究グループはない。郷土史に造詣の深い何人かの長老の方々とお付合いがある。郷土の歴史や風土についての茶話会的な場があれば・・・という話題も出るが具体化には至らない。名塩探史会の運営の様子なども知りたいものだ。今秋開講の名塩風土記の公民館講座では名塩の史跡を中心に屋外散策も予定している。探史会の皆さんからのガイダンスや案内もお願いできないだろうか。
 今日、そんな想いで会長宅に電話をし、趣旨を告げて訪問させてもらいたい旨を告げた。「それなら3日後の定例会の議事終了後に来訪してもらえればよい」とのことだった。風土記探訪の新たな一歩を踏み出した。